香港の人達はいま大変追い込まれた立場にいます。
しかしこのまま終わるとは全く思えません。
どのような形になるかは分かりませんが、最終的に勝つのではないかと私は考えています。

ニュースをのなかで「香港は死んだ」とか香港の人達にはもう打つ手がないとか言われています。
緊迫した香港の現状を何度も見ました。

香港の人達が対決しているのはあの中国です。
規模もでかく力も強く容赦がありません。
人権に関する考え方も独特の国です。

最初はすぐに飲み込まれると思っていました。
しかし風は香港市民の方に吹いているのではないかと私は思っています。

なぜそういう風に考えるのかというと、中国の立ち位置の変化です。
「中国の扱い」が先進国の中で明らかに変わってきています。

一番分かりやすいのがアメリカの態度です。
対決姿勢が鮮明になってきています。

一番分かりやすいのがポンペオの南沙諸島に関するコメントです。
中国の領有を明確に違法と見なす、と言うことです。
人権のことがあるので、他の先進国もよっぽどセンスがない限り中国側にはつかないはず。

人権問題だけでも沢山抱えていますからね。
チベットやウイグルについてなんで許されてきたのか不思議です。

香港の人達が頑張ったため、中国政府の人権に対する姿勢がライトアップされた形になりました。
中国政府は説明のコメントを求められます。

穏やかなコメントをするのがベストだと思いますが、中国では戦狼外交を実践中です。
ツッコミが入れられても自分の立場を強硬に主張する事が多いです。

本人達は当然のことをしていると思っています。
結果として中国と先進国との隔たりをはっきり提示しているだけです。

中国はここ何年もかかって成長率が鈍化してきています。
経済の実態について正確な統計がないと言うのは常識です。
ジニ係数も高く、成長していないとヤバいという話です……。

このタイミングでコロナも発生してしまった。
サプライチェーンの見直しも進むかも知れない。
立ち位置がつらくなっているのでこのまま行くと譲歩を迫られるのではと思います。

メンツの国らしいので簡単に譲歩するとは思えませんが。

香港の人は頑張った。
大国相手にひるまなかった。
日本人だったら絶対無理な姿勢だった。
有利に働きそうな不確定要素が増えてきています。

どのような形になるのか分かりませんが最後に勝利をたぐり寄せると思う。