コロナの蔓延している状況というのは戦争などと同じ緊急事態です。
緊急事態に備えていない国は上手く対応出来ません。

日本も緊急事態への備えないとやばいという話はずっとありました。
しかし戦争につながる、権力が暴走するという事になり潰された歴史があります。

コロナやワクチンに関して、欧米その他の国のように日本が機敏に動く事は不可能です。
批判は色々あるでしょう。
しかし緊急事態に対して日本が備えることを妨害してきたひとが日本を責めるのはおかしいです。
自分が妨害したのだから結果は甘受しろと思ってしまう。

他国のトップは頼もしく見えたと思います。
うまいこと人権を制限していましたから。

日本政府には大きな権限がありません。
ロックダウンやロックダウンに近い物の話は良く出ています。
しかし憲法違反なので緊急事態でも実行出来ません。
罰金と言うことも話はあったけど実現出来なかった。

コロナ前も緊急事態にかんする有効な話し合いはありませんでした。
野党の方が厳しい対処を望んでいるみたいなのに、具体的な話が出ていない。
いずれまた緊急事態は必ず起こるのですが、コロナ後も備えなしで済ませるつもりなんだろうか。

政府に権限を渡す怖さは分かります。
過去鳩山が存在しました。
今後鳩山Ⅱが出て来て全てを破壊してしまうかも知れません。
自民党には鳩山Ⅱの種がもうあります。
育って来ていると思うので私には怖さが分かる。

国が緊急事態に備えることを妨害したのだから、自分のせいだとなぜ思えないのか。
私には理解出来ません。

①自分の考えと違うから国に好き勝手はさせない、権限を渡さない。
②権限を渡してもらっていないから国には良い対応が出来ない。
③自分の責任で国に権限を渡さなかったから結果は甘受する。

③のようになると言うことは分かります。
でも実際は③のようにならない。
「権限も与えず妨害していたのに、120％の結果がでていないからと国を攻める」
……といのが私が良く目にするパターンで私にはちょっと理解出来ません。

ワクチンがなぜ日本で出来なかったかという話が良くあります。
軍事研究と言うことが一番大きいです。
本当に簡単に軍事研究出来てしまうらしいです。
人の命を救う研究なのですが、日本学術会議なら絶対許さない研究だと思います。

国が緊急事態や安全保障に備えてこなかった事も大きいです。
ワクチンは普段から研究していないと作ることが出来ません。

コロナが流行っていない時にワクチンの研究をするという事は難しいです。
使わない薬、使わない可能性が低い薬の研究は普通出来ない。
緊急事態を想定して国が予算を割いていないと金も人員もつぎ込めない。

先進各国ではワクチンの承認のスピードが日本よりずっと早かった、と言うことがありました。
バイオテロ他の緊急事態を想定して手続きをあらかじめ作っていたからです。
病原体の遺伝子組み換えなども簡単にできるようになりました。
日本ぐらいのポジションの国が備えていない方がおかしいのです。

ワクチンには人体実験が不可避になって来ます。
ファイザーなどがワクチンを開発してしまい、有効性が証明されるとやっかいな問題が出て来ました。
他に有効な薬剤が存在している場合人体実験が倫理的に難しくなってしまいます。

英国で行われている実験はスゴイですよ。
健康な人をワクチンを打った人と打っていない人に分けて、わざとコロナに感染させる。
ワクチンを打ってるといいけど、一切打ってない人もコロナに感染させるということです。
そこそこの年の人にもワクチンなしでコロナを感染させる。
人類の偉大なチャレンジなのですが、もともと異常事態に備えていないとスムースに実行出来ません。

診断薬、ワクチン、治療薬と全部出そろうまでまだまだかかります。
日本政府の失点はますます大きく見えるでしょう。
叩きたくなる気持ちは私にもあります。

でも戦争につながるからと何もかもに反対してきた人達が政府を叩くのは間違っていると私は思います。

日本に戦争をさせないために緊急時の権限を大きくさせないという考えがある事はわかる。
日本政府は信用出来ないから暴走出来ない様にといういう考えがある事も分かる。
でも巻き添えで死にたく有りません。
今回相当大きな足かせになっていると思うので、反省ぐらいはして欲しいと思います。