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久々の音楽遍歴続編です。
当時、私の心の中には、ギターが2人のバンドに対する興味があったと思います。THE BULLSHITSはトリオ、k君がいたころは彼は専任Voだったから、いつも私1人がギターでした。また専任Voはよほどの煽動力、カリスマのあるフロントマンでないとうまくいかないということも身にしみて感じていたのです。
だから全員が楽器を担当。かつギターバンドなのでKeyその他は不要。でビートルズスタイルの4人編成でいこうということになったのかなと。で、もう一人のギタリストはバンマスKさんが承諾。もう一人はIさんに頼んでみるということだが、はたしてIさんとはどのような人物なのか、本日の連載で全貌が判ることになります。
結成秘話vol.2 ドラムはIさんに
とあるバンドのキーボードを弾いていた。T君のいたバンドではなかったと思う。そのバンドも60年代のカヴァーをやっていたと記憶している。その時は私が一方的にライブを見ただけなので、お話などはする機会もなかった。
初めて会って話をしたのはT君が大学時代に住んでいた世田谷のアパートだ。ある夏の日、私はT君宅に遊びにいった。T君は「実は先輩が遊びに来る予定だ。Iさんという」とのこと。そして「ちょっと買い出しに出かけてくる」と、留守番を頼まれた。また、「もしかしたらIさんから電話があるかもしれないので、電話がきたらすぐ戻る旨話しておいてくれ」とも頼まれた。
他人の家で話したこともない人からの電話を取り次ぐのはなんだか面倒な気がして、電話が来ないことを祈ったが、悪いことに電話はかかってきた。Iさんからである。いきなり他人が電話口に出たので、ちょっと戸惑っているようだった。
「自分はTの友人で、留守番を頼まれている。すぐ戻るからそのままアパートに来てもらってよいと言付かっている」と説明。要領を得ないようだったが、しばらくしてT君も戻り、Iさんもやってきた。
T君のアパートで酒を飲みながら音楽の話をした。Iさんはキーボードプレーヤーだが、いろいろマルチに楽器に興味があるようだった。クラシックロックには相当詳しい人だという印象も持った。その日は夜半過ぎまで音楽を聴きながら飲み、そのまま意識を失った。
深夜ふと目が覚めるとステレオにはプロコル・ハルムの青い影が繰り返しリピートで再生され続けていた。T君もIさんも寝ていた。朝になり我々は解散した。このことを後日、本人に聞いてみたが、あまり覚えてないようだった。私はとても印象的な出来事として記憶にあるのだが。
99年から2000年頃には、トリオ時代のTHE BULLSHITSについて、客観的なアドバイスをもらおうということで、Iさんをわざわざ練習スタジオに招いたことがあった。これも先ほどのアパートの件が私の頭にあって、T君に「Iさんを呼んでみないか」と相談したのがきっかけだ。Iさんは快く(かどうかは判らないが)わざわざ東京から駆けつけてくれた。
ドラムについて「たたき方にいろんなバリエーションがあるから工夫を」というような事を話していたのを覚えている。そんなことから、ああこの人はドラムも含め、バンドについていろいろ知っているんだなという印象が私の中にできていたのだ。そのIさんに白羽の矢を立て、T君から誘ってもらうことにした。後日、快諾の旨回答があった。ついにメンバーが揃った。
Iさんは実はドラムを本格的に叩くのは初めてなのだとか。ほどなくしてその情報を知り、大丈夫かなとも思ったが、その心配は全く外れていた。それどころか、Iさんの存在はThe AcceleratorSの頭脳として大変重要な役割を持つことになる。そう、ストーンズでいえばチャーリー・ワッツ!
さて、こうしてバンドは初めて顔合わせを兼ねたセッションに入ることになる。2001年初春のことだ。これはまた次回。 続く
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