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私の地元には大きな祭りがある。2年に1度の開催だ。しかもよく地方都市にありがちな「山車と御輿、踊りのパレードにステージでの催し、盆踊り」がごちゃ混ぜになったような祭りではない。
「山車しか出ない」のだ。しかも衣装も本格的で普段着にハッピなどという人はいない。旧市街地の各町が山車を所有しており、各山車から延びた2本の綱に200人以上の人間が掴まって、市街地を練り歩く。
最前列は若者がびっしりと綱を引き、2本の綱を合わせ、もみあうのだ。通称「あばれ山車」。北関東では最も激しい祭りだと思う。
私はとある町内に生まれ育ち、子供の頃から太鼓をたたき、綱を引き、激しいもみを経験して育ってきた。そして少し大きくなると小さな子供達の面倒を見て、太鼓を教える。
今年もその祭りに参加した。今の私は東京勤務、しかも妻が倒れるというハプニングもあり、今年の若連頭から、副頭としてサポートを依頼されていたが、断らざるを得なかった。
でもできるだけ準備には参加し、当日もそれなりの役を仰せつかったのだ。
16日の午後3時頃だろうか、とんでもない豪雨に見舞われた。しかも夜まで止まない。他町との手打ち式をどうすべきか、豪雨の中を交渉に飛んだ。傘などささない。あんな雨の中を走り回ったのは初めてだ。結局夜間の運行スケジュールは全て中止、7時半には山車を閉まった。今までどんなに雨が降っても祭りが中止されることはなかった。こんなのは初めてだ。異常な集中豪雨に地球温暖化を肌で感じた。
17日、雨がしとしと降り続く悪天候。しかも午後にはいっとき激しく降り、またもや全身ズブ塗れ、気温も上がらず寒い思いをする。しかし何とか夜10時までの運行をこなす。
今日は午前中に片づけ、夜は同業払(いわゆる慰労会)。
声がかれて出ない、足が痛い。おでこは鉢巻のため変な日焼けだ。勤務先で何を言われるだろうか。でもこれが祭りだ。次は2年後だ。心地よい疲れだ。