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中学2年生のときに洋楽ロックを聴くようになって、最初に私を夢中にさせたバンドがJOURNEYだった。たぶんほとんど毎日聴いていたと思う。少ない小遣いをためて、彼らのLPを買っていった。
1986年、Raised On Radioアルバムが全米チャートを賑わしていて、それでバンドのことを知ったのだ。でもそのアルバムをもってバンドは空中分解。10年たって1997年に再び活動を開始したものの、看板のスティーブ・ペリーは健康状態の悪化ということで離脱し、それ以来黄金期メンバーでのJOURNEYは終わったといってよいだろう。
ペリーの後釜にはそっくりに歌うスティーブ・オウジェリーを迎え、2001年の来日で私は初めてJOURNEYのライブを体験するに至った。やはり会場は今回の来日と同じ東京国際フォーラム。
80年代は中学生だったから、全盛期の彼らのことを見たこともないわけで、スティーブ・ペリーのパフォーマンスを私は知らない。でもやっぱりスティーブ・オウジェリーを迎えてのJOURNEYにはなんとなく違和感を感じてしまった。ライブは決して悪くはなかったと思う。
海猿の主題歌でOpen Armsがヒットし、2004年に再び来日。でもこの時は見に行こうという気になれなかった。
そして今回の来日だ。スティーブ・オウジェリーは喉の感染症が元でバンドを離脱し、次に迎えたVoはフィリピンでJOURNEYのカヴァー等を演奏していたアーネル・ピネダだ。YOU TUBEでアーネルの歌声を耳にしたニール・ショーンがネットを通じてアーネルにコンタクトをとり、見事本物のJOURNEYに加入するという夢のような話題を提供してくれた。
昨年発売されたニューアルバムはけっこうアメリカで売れたらしい。そしてライブも盛況だったようだ。やはり新Voの実力は相当なものである。満を持しての来日に、今回は絶対見たいという気になった。
いきなり名インストMajesticで開始。ニール・ショーンのギターソロに見事なヴォーカルハーモニー。これだ!大好きなJOURNEYが帰ってきた!といきなり感動してしまった。
まずアーネル・ピネダは相当エネルギッシュだ。しっかり歌えるのは当たり前。いや、当たり前以上に、歌唱力は本当に凄い。たぶん現役ロックミュージシャンでは最高のレベルだと言って良いだろう。でもスティーブ・ペリーの完全クローンではなく、オリジナリティもある。何度もドラムセットからジャンプよろしく、エネルギッシュに飛び回り、激しいパフォーマンスでgood。バンドに若々しさを与えて良い感じだ。
アーネルは体力や喉を休ませるためだろうか、時折ステージ袖に引っ込んでしまう。そのときにVoを務めるのが、なんとドラムのディーン・カストロノヴォだ。こいつがまた意表をついて歌が上手いのだ。それもESCAPEアルバムにおけるスティーブ・ペリーの名唱で知られるStill They Ride、Mother Fatherをドラム叩きながら難なく歌い上げるのだ。
元々、JOURNEYは4人編成で、Keyのグレッグ・ローリーがVoを務めていた。そこにスティーブ・ペリーが加入していて、出世三部作と呼ばれるInfinity、Evorution、Departure、ライブアルバムのCapturedではグレッグとスティーブの掛け合い的な曲もいくつか聴くことができる。現編成でもぜひアーネル&ディーンのツインヴォーカルでJust The Same WayやFeeling That Wayをプレイしてほしいなあ。残念ながら今回のライブでは披露してくれなかったが。
やっぱり80年代以前の黄金時代の名曲はものすごい盛り上がりだ。それ以降の新曲はちょっと観客の反応が悪いのは仕方のないところだろう。終盤の名曲群たたみかけ攻撃にはさすがの私も涙がでそうになり、でかい声で歌いまくってしまった。アーネルとも目があったぞ。私の両手を突き上げての興奮ぶりに反応してくれた。
選曲でおおっと思わせてくれたのはFrontiersアルバムのEdge Of The Blade、Rubiconをプレイしたことだ。まさかこんなマイナーチューンを生で聴くことができるとは、うれしい誤算だ。
2.Never Walk Away
3.Only the Young
4.Ask the Lonely
5.Neal Schon G Solo
6.Stone In Love
7.Keep on Running
8.Turn Down the World Tonight
9.Change For the Better
10.Jonathan Neal Blues Jam
11.Wheel In the Sky
12.Higher Place
13.Lights
14.Still They Ride
15.Jonathan Cain Piano Solo
16.Open Arms
17.Mother Father
18.Rubicon
19.Wildest Dreams
20.Separate Ways
21.What I Needed
22.Edge Of the Blade
23.Place In Your Heart
24.Escape
25.Fathfully
26.Don't Stop Believin'
27.Any Way You Want It
--- Encole ---
28.Lovin' Touchin' Squeezin'
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