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全然音楽とは関係のないネタで申し訳ないのだけれど、それもずいぶんシブいネタです。
高校生の頃、自宅にあった日本文学全集という古い本の中から、 吉川英治の小説「三国志」 を見つけて読んだところ、そのおもしろさにハマってしまった。それ以来、私は密かな三国志ファンである。
三国志という物語はご存じのとおり、2世紀の終わりから3世紀にかけて、中国の漢が滅び、三国時代を経て晋が立国されるまでの動乱の100年を記した史書を元にしているが、一般的に物語として知られているのは、明の時代にある程度の脚色を加えた羅漢中の小説によるものだ。日本でそのさきがけとなったのは、先ほどの吉川英治による昭和初期の新聞連載小説。
家にあったものは昔の本のため、旧字体の漢字でよみずらいため、文庫本全8巻を買って読んだ。なお、最もポピュラーだと思われる 横山光輝の漫画版「三国志」 は、吉川英治の小説を元にしている。
高校生の時分から、三国志が大河ドラマのように、またスペクタクル映画のように実写映像化されたらいいなと思っていた。そして過去何度か、中国人の手により試みられている。90年代、映画化されて日本でも上映されため、楽しみに見に行ったものの、はっきり言ってこれはひどかった。ほとんど京劇である。昔の日本の時代劇映画がほとんど歌舞伎のような立ち振る舞いだったのと同じなのかな。
また、中国版の大河ドラマのようなものが作成されたこともあるが、これも当時の中国では映像技術が未熟だったせいか、イマイチ。私の期待に答えるモノではなかった。
最近、映画「レッド・クリフ」が3部作で制作され、大々的に上映され、ついにきたかと見に行ったが、さすがに戦闘シーンなどはCG技術の向上ですばらしい迫力だったものの、肝心のストーリーや演出が子供じみているというか…吉川英治の小説にあった中国の悠久な時の流れというか、壮大さというか、男のロマンというか、これらを感じさせてはくれなかった。
そして2010年、ついに決定版的な作品が中国で発表。制作に4年間をついやし、全95話。戦闘シーン等の技術面ではロード・オブ・ザ・リングのスタッフが手がけるという熱の入れ様。この決定版「 三国志 Three Kingdoms 」が今、月~金の平日、夕方5時からBSフジにて放映されているのだ。もちろん毎日録画して、家で楽しみに見ているが、これは面白いですよ。登場人物の演技がまた良い。曹操と劉備の演技がまさに思い描いていた「曹操」「劉備」になっていて、本当に素晴らしい。気になる方は是非ご覧ください。またDVDでも全話レンタルされています。