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自分が10代後半から20代、ヘヴィメタル・ロックは随分と夢中になっていた音楽だった。今でこそ60年代の英国ロックをプレイするバンドに在籍していて、クラシックロックを中心に洋邦幅広く聴いているけれど、その礎となった音楽の一つにはハードロックやヘヴィメタルがある。
そんな自分の原点を見つめ直す意味もあって・・・いや、実のところジャンルとしてはその範疇に括られることの多いTHUNDERというバンドが日本のメタルフェスLOUDPARK14(2日目)に出演するということで、THUNDER見たさで大枚はたいて見に行ってきたというわけ。それ以外のバンドとしてはヘッドライナーのDREAM THEATERやRIOTくらいが聴いたことあるバンドで、それほど興味もなかったのだけど、いやこれがですね、けっこう良かった!
せっかくだからと自宅を早朝に出かけ、朝7時10分の電車に飛び乗る。そして普通列車でのんびりと東京方面へ向かい、9時半前には会場のさいたまスーパーアリーナに到着。開場と同時に中に。10時半には最初のバンドが始まった。
お昼ちょっと前になって、ものすごく格好いいバンドに遭遇。GLAMOUR OF THE KILLというバンド、なんといっても曲が格好いいしスピーディでキャッチー。ライブも素晴らしくエネルギッシュ。イギリスの新進気鋭バンドらしいが、久しぶりに自分の中のメタル魂が揺り起こされた感じを覚えた。
そしてようやくお目当てのTHUNDERですが、たった40分弱、6曲という短さ。珍しくダニーの声がひっくりかえるという失態も見せ、ハードコアなバンドが多いこともあって残念ながらちょっと場違いな感じを拭えない雰囲気だったなあ。でもライブ巧者な実力はそれなりにアピールできたみたい。会場もそれなりに盛り上がってたように思う。
その後のバンドとしては、素晴らしく良かったのがDEATH ANGEL。カリフォルニア出身のまさにベイ・エリア・スラッシュ・メタル!アリーナは巨大なモッシュピットの渦ができて、圧巻でした。同じくジャーマン・スラッシュのKREATOR!個人的にジャーマン・メタルは苦手な分野ですが、予想外に格好いい!これまた会場は危険な盛り上がりでした。
そして大トリは本当に久しぶりに見たDREAM THEATER。実は彼らの初来日を私は見に行っている。今は亡き友と一緒にね。そのときもあまりの素晴らしさに感動したんだけど、20年ぶりの彼らのライブは堂に入っていてスクリーンの映像とテクニカルかつ完璧な演奏に感服。ギタリストのジョン・ペトルーシなんてもう神々しさまで感じましたよ。ピンクフロイドやラッシュに次ぐバンドは彼らしかいないですね。久々にDREAM THEATERを棚から引っ張り出して聴き直してみようと思った次第。
全体として感じたのは、自分がメタルを聴いていた20年前と比べて、こういうハードコアで邪悪、危険なバンドがこんなでかい会場に集まってライブできることが夢のようだ。しかもアリーナはオールスタンディング。終始激しいモッシュピットができあがっていて、さらにけがもなく円満に進行されている。観客もこういうライブスタイルの楽しみ方を知っていて慣れている。90年代から2000年代初頭までは完全に滅亡状態だと思っていたメタル・ラウドミュージックはすっかり市民権を得たようだし、ジャンルとして相当なファンもつかんでいるようだ。メタルからすっかり離れていた自分的にはあまり期待していなかっただけに、このライブは大満足ものだったっす!

写真1:左手のULTIMATE STAGEがライブ。その間、手前のBIG ROCK STAGEは黙々とセッティングがされている。

写真2:トリのDREAM THEATER。ステージ後方に流れる映像がまたいいんだよね。感動。

写真3:終演。アリーナから退場するお客さん。メタルも捨てたもんじゃないことがわかった。

写真4:会場外の看板。やばいアートワークだよね。地獄に堕ちるよね。このTシャツがオフィシャルとして売られてたけど、今の自分には着る勇気がありません・・・
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