再結成したバンドが発表する新譜には、残念ながらそのほとんどががっかりさせられる出来になります。さて60'S英国で最高のポップグループのひとつであるTHE ZOMBIESにはそのセオリーがあてはまるのだろうか。私の友人であるミュージシャンLOTUSが絶賛していたことと、ちょうどマイブームになっているスザンナ・ホフスがマシュー・スウィートと一緒に発表した年代別カヴァーアルバムの60年代分に彼らの名曲Careof Cell 44の秀逸なカヴァーが収録されていてお気に入りだったので、自分の中でTHE ZOMBIESの存在感が増していたこともあって、ようやく手に入れたものです。某大手レコードショップの輸入盤まとめ買いセールで格安にて買いました。 2015年リリースのSTILL GOT THAT HUNGER。 結果として、これは素晴らしい作品でした。毎日のように繰り返し聴いていますが、個人的に気に入ったのは8曲目のNOW I KNOW I'LL NEVER GET OVER YOU。収録10曲のうち、この曲を除いては中心人物であるキーボーディストのロッド・アージェントの作品ですが、この曲だけはVoのコリン・ブランストーンが手掛けています。youtubeで検索してみたらコリンのソロ名義で、ストリングスによるバージョンがアップされていたので、勝手な推測ですが、もしかしたら彼個人の既発の作品をあらためてバンド名義でリテイクしたものなのかもしれません。 しかしコリンのVoは素晴らしいですね。彼の声は本当に優しい響きをもっています。ロックヴォーカリストはやはり声質のどこかに尖った部分は見つかるものですが、彼の声は深くやさしい。聴いていて落ち着きます。60年代のZOMBIESでの彼の声なんぞは、最初聴いたときは女性なのかと思ったくらいです。 もちろん他の収録曲もなかなか聴かせてくれますね。そしてやはり英国臭い。ブリティッシュロックですね。この作品が再結成後2作目のようですから、前作も手に入れてみようかな。