さてHurryの愛するアルバム100選のコーナーです。 【17枚目】SLAUGHTER / STICK IT TO YA (1990)
KISSのメンバーだったヴィ二ー・ヴィンセントのバンド、ヴィ二ー・ヴィンセント・インベイジョンが空中分解し、契約消化のためそのバンドメンバーだったマーク・スローター、ディナ・ストラムが新たにバンドを結成しレコーディングしたのがこの作品。これが存外の傑作で、80年代のLA系メタルシーン末期が産んだ奇跡といえます。 まず何にせよ曲が良い。音像としては時代が時代なので、今となってはオーバープロデュースといえるものになっています。例えばドラムサウンドは「そこまでカッコつけなくても…」くらいにピシーン!ピシーン!と鳴らせています。でもそうしたあざとい(今となっては恥ずかしくなる)カッコつけサウンドをはるかに超越するキャッチーな楽曲群が次から次へとたたみかけてきます。そうですね系統的にはモトリークルーが近いかもしれません。そんな訳で、私個人としては遠ざかってしまったメジャーでキャッチーな売れ線ロックなのですが、あまりによく出来ているアルバムのためたぶん一生手放さずにいると思います。ちなみにスローターはどうやら今でも活動を続けているらしいですね。ギターのティム・ケリーは残念なことに90年代後半事故により他界しています。 マイフェイバリットチューンとしては、#4 SPEND MY LIFE、 #10 YOU ARE THE ONE、 #12 DESPERATELY。