CD文化全盛期の90年代、本当によく大型店を巡ってはCDを買いあさっていた時期でした。社会人になって自分で給料を稼いで、そのほとんどを音楽に費やしていた時代です。 ハードロックやヘヴィメタルを好んで聴いていましたが、日本では渋谷系が花開き、世界ではグランジからブリットポップに移ろうとしていた時でした。そんなおしゃれで最先端のUKシーンで注目されていたPrimal Screamの"まるでストーンズか?"的なアルバムとしてリリースされたのがGive Out But Don't Give Up。そして先行シングルとしてリリースされ、アルバムでも激カッコよく異彩を放っていた本作に当時痺れまくった人は多かったのではないでしょうか。ボビー・ギレスピーのなよなよとしたキモさがロックスター然としていてまたたまりません。 アルバムとしては70年代のサウスアメリカンな臭いを漂わせつつ、90年代クラブカルチャー風な味付けがちょっと嫌味な印象も受けており、アルバム全体としては全部通してなかなか聴くことはないのですが、オープニングのJailbirdと続く2曲目のRocksで十分満足できます。 そんなアルバムの印象をすっかり改めてしまう出来事が、2018年、本作のThe Original Memphis Recordingsとして、まさに本アルバムの原型がリリースされたことです。これはいい!素晴らしい!そしてこの原型版Rocksもまた珠玉のカッコよさで痺れます。 では最後に2003年のTVショウの映像をどうぞご覧ください!ううたまんね~。