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ロッ太

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July 16, 2007
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カテゴリ: カテゴリ未分類
わたしのお母さんの実家は東北地方にあります。

そこに90さいをすぎたおばあちゃんが、お母さんのお兄さん夫婦とまご夫婦とその子供たちと

いっしょに暮らしています。

おばあちゃんは6年くらい前に太もものつけねの骨折をして歩くことがうまくできなくなってしまったけど、90さいをすぎても他に大きな病気をしたり、痴呆症があることもなく、元気にくらしていました。

でも、最近おじさん夫婦から連絡があって、いつもしっかりご飯を食べるおばあちゃんの食欲が落ちてきたから心配だと聞かされました。

そうしているうちにお尻の骨のところの「とこずれ」が少しできてしまったから

お医者さんに言われてとこずれを悪化させないように空気がはいったベッドに替えたそうです。

そうしたら、今までの少しかたいベッドより起き上がりづらくなってしまったみたいで

おばあちゃんは自分で起きて、ベッドの横のトイレにおりることができなくなってしまったということです。

そしてオムツを使うようになったと聞きました。

わたしは心配になってこの3れん休で急いでおばあちゃんのところに行ってきました。

骨折したときにおみまいに行ってからずっと行ってなかったので

おばあちゃんに会うのは6年ぶりでした。

6年ぶりにあったおばあちゃんは顔も体も小さくなって、一目見たらとてもせつなくなりました。

耳も遠くなっていて耳の近くで話をすれば聞こえました。

ひさしぶりにわたしを見ておばあちゃんはわかるかな?と思って

「ひさしぶりだけど、だれだかわかる?」と聞いたら

おばあちゃんは、いっしゅん首をかしげました。わたしはまたちょっとかなしくなりました。

そして、もう一回よーくみてから「○○子?」とわたしのお母さんの名前を呼びました。

わたしはそんなにお母さんにそっくりじゃないのになーと思いました。

だから「○○子のむすめのロッ太だよ~」と言ったら

「ロッ太か~~」と言ってしわしわの顔をしておばあちゃんが笑いました。

お母さんとわたしは顔のパーツひとつひとつは似ているけど、全体的なふんいきは似ていないのに、おばあちゃんにはおなじに見えたのかな?

前はわたしが遊びにいくとおばあちゃんはいつも「よぉ肥えてまぁ~」とわたしのうでやほっぺたをさわったりしていたのに

今のおばあちゃんはもう、そういうこともしなかったのがまた悲しかったです。

おじさんの言うとおりおばあちゃんはご飯があまり食べられなかったです。

やわらかいおかゆとおみそ汁を本当に少しだけなのに、スプーンにほんの少しのせて3口くらいしか食べられなくて、飲み込むのにも時間がかかっていました。

だから、お医者さんにだしてもらった、栄養が高い飲み物をストローで飲んでいました。

トイレにも降りられなくなってしまったのでオムツをおじさんのお嫁さんのおばさんと一緒にとりかえました。

おばあちゃんの体の向きを変えるのもとても大変で、おじさんとおばさんが毎日どんなに大変かとてもよくわかりました。

それでも、おばあちゃんの部屋は全然薬のにおいも、おむつのにおいもしません。

ふつうならもっとにおいがでるはずなのに、おじさんとおばさんは、毎日とてもきれいにしてくれているのです。

おばあちゃんはしわしわだけど、毎日おばさんがきれいに顔をふいてくれるから、とってもきれいなおとしよりです。

朝起きればうがいをして、入れ歯を入れて、顔を拭いて、ご飯も食べられなくてもちゃんと少しずつおばあちゃん用にやわらかいのを用意して

10時と3時にはおやつも、お茶もあって、お年よりに大事な水分ほきゅうもしっかりしてもらっていました。

わたしは病院の仕事を知っています。内科の慢性期という、かぎりなく介護型に近い病棟で働いていたこともあります。

だから、おとしよりを看ることがどんなに大変かをよく知っています。

ヘルパーさんを頼むのは週に1回のお風呂だけで、あとは全部おじさんとおばさんが2人でやっています。

それなのに、こんなに綺麗で、においも全然ないお部屋でおばあちゃんを看てもらっているということはとてもすごいことです。

日常のことばかりだけど、それを毎日保つのは思いのほか大変なことです。

病院ならプロだし、いろいろなものもそろっているし、人手があるからまだわかるけど、

病院には入りたくないというおばあちゃんをそん重して、家で看てくれているじじつには

頭が下がります。

自分の親でも大変なのに、お嫁さんのおばさんがこんなに頑張ってくれるのは

はなれて暮らしているわたしのお母さんや、お母さんの他のきょうだいにとってもありがたいことです。

そして、この3連休で、わたしのほかにも、東京に住んでいるおじさんとわたしの従姉妹もおばあちゃんのようすを見にきてました。

すこしはなれた町でくらしている他のいとこもひ孫をつれて、おばあちゃんに会いにきてました。

みんなが心配してすぐに会いにきてくれる子供や孫がいるおばあちゃん。

みんなが大好きなおばあちゃん。

わたしのお母さんも先月行ったけど、お姉さんといっしょにまたさ来週におばあちゃんのところに行くそうです。

もう一人の東京に住んでいるおじさんも「ご飯の食べる量がへった」の電話をもらった、その日の夜に車で来ようとしていたそうです。

でも、長男のおじさんが、そこまで急ぎじゃないよ、と言ったので、じゃぁ夏休みに行くね。ということにしたそうです。

こうやってすぐ飛んできてくれる人がたくさんいるということが、おばあちゃんがどれだけみんなから大事に思われているかわかってうれしかったです。

でも、わたしは6年ぶりにおばあちゃんにあって、少しこうかいしました。

「もっと早くに会いにくればよかったなあ」って。

もっとはやく会いにきて、もっとたくさん話をしたりしたかったなあ。

自分の旅行のことばかりだったけど、今度はしばらく時間のゆるすかぎりおばあちゃんの所に行こうとおもいました。

なによりも、わたしがおばあちゃんのそばにいたいと思うからです。

3れん休の終わりの今日、帰るときにおじさんとおばさんに

「大変だと思うけどおばあちゃんをよろしくおねがいします」とおねがいしてきました。



そんな、おじさんとおばさんは、いつも一生けん命仕事をする人だから

今まであまり旅行に行ったりしてませんでした。

そして、定年退職した今、行こうと思ってもおばあちゃんのお世話があるから行けません。

わたしたちが交代で見るから温泉にでもいっておいで。と言っても

気になってしまうから行けないそうです。

そんなおじさんとおばさんが、わたしに「外国ってどんなところだ?」って聞くので

いろいろ話をしてきました。

そのうち連れてってあげるよ。とわたしが言ったら

「いやあ~~。外国といわなくても、京都と奈良や九州に行ってみたいな~」と言いました。

東北地方に住んでいるので、日本でもあまり南の方には行ったことがなかったそうです。

だから、わたしは家に帰ってきてお母さんにこの話をしました。

いつか、おばあちゃんのお世話がひとだんらくするときがきたら、しんせきのみんなでお金を出し合って、おじさんとおばさんに旅行をプレゼントしましょう。と。

そしたらお母さんは「わたしも、おねえさんも、兄さんもみんなさそって、きょうだいでみんなで行きたいな」といいました。

だから、わたしは

「お母さんの分はじぶんで出してね。わたしはおじさんたちの分だけ出すよ」といってわらいました。

人間はだれでも年をとって、いつか死ぬときがくるけれど、なるべく苦しくないように、いい思いを少しでもして、安らかに眠ってもらいないとわたしは思います。

だから、おばあちゃんもいつか、そういう時がくるけれども少しでもおばあちゃんとの思い出をつくって、

家がいいと言うおばあちゃんだから、家でかいてきな余生をすごせるように

わたしもがんばって手伝おうとおもいました。




******************************

三十路にもなってこんな小学生の作文みたいなのを書いたのは

今のわたしの心境がまさに、このままだから。であります。

えーと、ごぶさたしておりまして、すみません。

↑の通り、しばらくおばあちゃんの心配をしたり、3連休で行ってきたりしました。

おばあちゃんはわたしにとっていつまでもおばあちゃんで(当たり前だけど)

三十路になった今でも、心の中では甘えられる存在、子供のころにかわいがってもらった当時のまま。なのです。

だから、今自分が大人になって、おばあちゃんが、年をとって小さくなってもやっぱり、私の中でおばあちゃんというのはいつまでも甘えさせてくれる。はずだったのに

今回孫のわたしの存在もちょっぴり忘れかけていたり、小さくなってしまったことに

少なからずショックを受けたキモチ。というのが、なんとなく小学生みたいな文章を書くことで整理されたような気がします。

おばあちゃんの家は、東北地方の、と、ある山間の小さな村にあります。

001

のどか~なのどか~な田舎。日本昔話に出てくるみたい。

ここにくるとホントに癒される。余計なものがなくても暮らしていけるんだなっていう気持ちになれる。


corn

家の前の畑にとうもろこしが。

これを見ると子供の頃、夏休みにここで遊んだ事を思い出します。

都会育ちの従姉妹の子供がここに遊びにきて、とんぼやセミにさわれないのを見て

「都会のもやしっこね」と笑ったけど、私も子供のとき、セミやトンボは最初はさわれなかった。とオカンに言われました。

うちのほうはあんまりトンボがいないのです。全然都会じゃないのにな。

mizu

家のちかくの山から湧き出る清水。

夏でも冷たくておいしい。

地元の人はみんなおおきなボトルを持って汲みにきます。

ときどき、スイカやトマトを冷やして、おきっぱなしにしているのを見かけるけど、だれも盗みません。

suguri

今日初めてみた「すぐり」よく聞く「カシス」は黒すぐり。これの赤いすぐり。だそう。

へぇ~。おいしいのかな?

ajisai_akaajisai_ao

紫陽花の色が違うのは土壌が酸性かアルカリ性かで変わるというけど、

すぐそばに生えていた紫陽花同士なのに色が違う。。。不思議。

obaachan

おばあちゃん。

もっと長生きしてね。








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Last updated  July 17, 2007 12:02:59 AM
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