mexcan cafe

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March 9, 2009
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カテゴリ: Trois-rivieres
いつも5時半には帰宅する旦那が、
その日に限っては6時過ぎに帰ってきた。

ちょっとむっとしている。

私も退屈すぎてちょっと機嫌が悪かった。

旦那は「眼に高温のチップが入ったから仕事先から病院に行ってきた。
3時に行ったんだけど、
まだかかりそうだから一旦帰ってきた。
また9時に行かなくちゃいけない」と言った。

シャワーを浴びて、
ご飯を食べて、TVを見てから9時に出て行った。

寝ないで待っていたけど、
眠くてとうとう、うつらうつらしていた。
だって起きたの朝4時。
日をまたいで午前1時、旦那から電話。

すっごい文句を言っている。
次々に来る新しい患者の方が急患っぽいから
先に通すと言われて、
もう4時間待ちだと。

旦那は今日も、4時に起きて
4時半には仕事に行かなくちゃいけないのに。

結局帰ってきたのは午前4時。
看護婦に仕事は休め、と言われたらしい。
眼に強烈な光を浴びてはいけないから。


帰ってきた時、私の目も見ないで
「もうこの目は使い物にならないから、
ガラスに代えるってさ」
と言われた時は、心臓が止まった。
世界がひっくり返る、とはこのことだ。
今までの世界が一変した。

心臓が一瞬止まった後は、
片目がブラウンで、片目がガラス玉のブルーの旦那の顔を想像し、
そしてそのガラス玉に私は写っても、
もう見える事はないのだと思ったら、
気が狂うほど悲しかった。
取り返しがつかない、とはこの事だ。

なんでこの土地で、
この会社でこの仕事を選んでしていたんだろう、と呪った。


どこかに電話をしようとしているから、
てっきりメキシコの家族に掛けるのかと思ってた。


しかし、電話をかけた先が仕事先だったので「?」と思った。


旦那も24時間寝てないし、
私も機嫌が悪かったあの状況で、
まさかジョークだとは思わなかった。

働かない頭で精一杯考えて
「他の病院でも診てもらったら?」というと、
ぽつぽつと話しだしてくれた。

私もほとんど寝てなくて疲れていたので、
激怒する、と言うより
こらしめてやろう、と思った。
絶対に謝ってもらおう、と。



それからはことある毎に、
あの話を持ち出し、
「ごめんなさい」と言わせている。

一変した世界を元に戻すには、
高くつくわよ。





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Last updated  March 9, 2009 09:30:24 PM
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