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September 2, 2010

不思議に繋がる

カテゴリ：カテゴリ未分類

長いお休みの期間なんてまるでなかったかのように、滑らかに日常生活に戻っていった子供たちですが、今日までお昼を作らねばならない私だけが、まだ一人取り残されているような気分です。

８月の終わりに、長女が私の実家宛てに一通の手紙を出しました。

宛名は私の父。
娘にとってはおじいちゃんですが、初孫だった彼女が生まれた頃は両親ともにまだ若く、二人とも
『おじいちゃん』『おばあちゃん』
という呼び名に甘んじてくれず、

『おとうさん』『おかあさん』
なんて呼んだまま、今日に至っています。

その『おとうさん』に宛てて、帰省先で連れて行ってもらった海水浴の写真と、父が集めているアルミ缶のプルタブをいくつか添えて、拙い手紙を書いたのでした。

写真にはすっかり歳をとったものの、満面の笑みの父と娘。

反抗期が長く、中学生から高校を卒業する頃まであまり口を利いた記憶のない私には、およそ見覚えのない笑顔でした。

夕方。

その手紙がようやく手元に届いたと、父からメールがありました。

不器用な父は、小学６年生に宛てたにしては難しい漢字も使った固い文面のメールでしたが、娘は大はしゃぎして、一生懸命返信を打っていました。

一つの世代を隔ててのこの不思議な縁。

子供ってほんとに不思議な生き物のだと思った今日でした。

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