Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2012年02月06日
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カテゴリ: 夢有無有
「怪異」北斗と南斗
 夏の祭りの夜、19歳の可憐な娘が、人通りを避け細い裏道りを歩いていた時、路上の易者に呼び止められ、「貴女は若死の相が出ている、哀れな。」と言われ驚き、命が尽きる歳を聞くと十九歳だと言います。避ける方法を尋ねると不可解なこと「祭りの大社の裏山へ行き、そこの小さな社で碁を打っている二人の男に此の酒と肴を届けて、碁に夢中の男の盃に、空になったら無言で酒を注ぐがいい。」それだけ言うと店をたたみ消え去りました。
 気味が悪いし、ただで酒と肴を渡され困った娘は、命惜しさに耐えかね、裏山の社を訪れると、はたして二人の男が碁打ちに興じています。渡された肴を傍に置き、黙って盃に酒を次々に満たすと、碁に夢中の男はグイグイ呑み、また、食べました。そのうち碁も勝負がついて初めて娘に気が付き、理由を尋ねると娘は不思議な易者の話をいたしました。北面の男が御馳走になったのだから考えてやれと南面の男に話しますが、「駄目だ、もう帳面に書いてある。」と答えます。北面の男がそれを取り上げて見ると、成る程、誰其れ十九歳没と書かれています。少し考えて、十と九の間に帰り点をいれました。
 後日、易者を探し求め話をすると、「これで大丈夫、あの南面にいたのが南斗星で生を司る者で、北面に座っていたのが北斗星で死を司る神だ。」と説明してくれました。娘は応分の支払いをし、夜空を観ると北斗七星が一際輝いて見えました。

The-Plough1
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最終更新日  2012年03月14日 16時21分17秒
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