Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2012年02月21日
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カテゴリ: 夢有無有
「悪女列伝」楊貴妃1(解語の花)
 日本で桜は一種特別な意味の美を与えられ、和歌や文学にも多く読まれ取り入れられていますが、丁度、中国では古代より蓮花が同様の扱いを受けています。此の花は仏教発祥地であるインドに在っては宗教観から特別重要な役割があり、法華経の正式名が「いとも気高き白蓮教」であることが、その証でしょう。何れも数ある美しい花の中でも、一層の美に抜きん出た価値観を与えていることは共通しています。
 大唐の都玄宗皇帝治世下の長安の太液池の蓮花は、夢幻の如く美しいものでした。しかし皇帝は傍らの妃を指さしながら「池の蓮の美も、解語の花には及ぶまい。」と、此れが子の寿王の妃に見初めて奪いとった楊貴妃です。その治世の前半二十数年を「開元の治」と称えられる皇帝が、一夜にして「春宵は甚だ短く、日高くして起きる。」状態、権力は其の儘に政治を忘れ、以後は貴妃を喜ぶ姿を見ることだけが、凡人に成り果てた玄宗の生き甲斐となります。
 楊貴妃を悪女列伝に挙げるのは貴妃自身の罪ではなく、総べては玄宗皇帝の責任下にあり、楊貴妃の罪は「希い稀な美貌」を持った事です。傾城・傾国の美女と言われる御仁は、自己でなく配偶者により悪女とされるように思えます。

楊貴妃1
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最終更新日  2012年02月21日 09時23分40秒
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