Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2012年07月19日
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カテゴリ: 夢有無有
「中国故事」有無相い通ず
 「有無相い通ず」とは、史記の「有無を交易するの道通ず」が出典で、相互の有るものと無いものとを交換融通するということです。一方の側にありもう一方にはないものを交換したり売買し、有るものを無いところに移し、無いものを有るところからもらう。各々各自がその業に励んで、交換し売買してこそ人が暮らしていけ、理想の安定した生活が出来ると云う事です。
「貨殖列伝」は、そうした理想を実現しようとした斉の創始者となる太公望(BC.1100頃)と斉の名宰相・管仲(BC.600頃)を取り上げて、周の軍師となり、文王の子武王を補佐し、殷の帝辛(受王)を牧野の戦いで打ち破り、後に斉に封ぜられる太公望は山東の栄丘に領地を与えられたが、ここは塩分の多い湿地で、人びとは貧しかった。そこで太公望は婦人に工芸を勧め、技巧をきわめたかぶり物や着物、はきものをつくらせるいっぽう、この地に豊富な魚や塩を他領に売らせた。こうして「有無を相通じたところ、人も集まり物も集まり」、国は豊かになったと伝えます。しかしその斉も太公望の死後は衰え、その4世紀後、斉を立て直したのが管子です。管仲は国の経済体制を整え、塩業と漁業を盛んにして、商業を活発にし、ふたたび国を豊かにするのを斉の国を治める桓公に、商業について説明した言葉に「有無相い通ず」「倉廩(そうりん〔倉庫と同じ〕)みちて礼節を知り、衣食足りて栄辱を知る」と説いたともいわれます。つまりは、国を強くしたければ国を富ませる必要があり、国を富ませたければ国民の生活を富ませることが必要だと云う事でしょう。現在の中国は其の最中にあり、日本にあっては、再度、此の言葉を重んじる必要が極めて大で早急の対策が急がれています。

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最終更新日  2012年07月19日 06時18分32秒
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