Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2012年10月15日
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カテゴリ: 夢有無有
「旧約聖書」聖王以降の王達30(列王記下)イスラエル王国の堕落と悪妃イゼベル
 その頃、預言者エリシャが預言者の仲間の一人を呼んで言った。「腰に帯を締め、手にこの油の壺を持って、ラモト・ギレアドに行きなさい。そこに着いたら、ニムシの孫でヨシャファトの子であるイエフに会いなさい。貴方は入って彼をその仲間の間から立たせ、奥の部屋に連れて行き、油の壺を取って彼の頭に注いで言いなさい。主はこう言われる。私は貴方に油を注ぎ、貴方をイスラエルの王とすると。そして戸を開けて逃げて来なさい。ぐずぐずしていてはならない。」その若者、預言者の従者はラモト・ギレアドに行った。彼がそこに着くと、軍の長たちが席に着いていた。彼が、「将軍、貴方に申し上げたいことがあります」と言うと、イエフは、「我々のうちの誰に対してか」と聞き返した。彼は、「将軍、貴方に対してです」と答えた。イエフは立って家に入って来た。若者は彼の頭に油を注いで言った。「イスラエルの神、主はこう言われる。『私は貴方に油を注ぎ、貴方を主の民イスラエルの王とする。貴方は貴方の主君アハブの家を撃たねばならない。こうして私はイゼベルの手にかかった私の僕たち、預言者たちの血、すべての主の僕たちの血の復讐をする。アハブの家は全滅する。私は、イスラエルにおいて縛られている者も解き放たれている者も、アハブに属する男子をすべて絶ち滅ぼし、アハブの家をネバトの子ヤロブアムの家のようにし、アヒヤの子バシャの家のようにする。犬がイズレエルの所有地でイゼベルを食い、彼女を葬る者はいない。』」彼は戸を開けて逃げ去った。イエフが主君の家臣たちのところに出て行くと、彼らは、「どうだった。なぜあの狂った男が貴方を訪ねて来たのか」と聞いた。イエフは、「あの男が誰で、何を言ったのか、貴方たちには分かっているはずだ」と答えたが、彼らは言った。「それは違う。我々によく説明してくれ。」そこで彼は言った。「あの男は私にこのように告げた。「主はこう言われる。私は貴方に油を注ぎ、貴方をイスラエルの王とする。」彼らはおのおの急いで上着を脱ぎ、階段の上にいた彼の足もとに敷き、角笛を吹いて、「イエフが王になった」と宣言した。ニムシの孫でヨシャファトの子であるイエフは、ヨラムに対して謀反を起こした。ヨラムは全イスラエルを率い、アラムの王ハザエルに対して、ラモト・ギレアドの防衛に当たっていたが、アラムの王ハザエルとの戦いでアラム兵に傷を負わされ、それをいやすためイズレエルに戻っていた。イエフは言った。「もし貴方たちが本気でいるなら、だれもこの町を抜け出してイズレエルに知らせに行ってはならない。」それから、イエフは戦車に乗ってイズレエルに向かった。ヨラムがそこで床に伏していたからである。またユダの王アハズヤがヨラムを見舞いに下って来ていた。イズレエルの塔の上には見張りが立っていたが、イエフの軍勢が近づいて来るのを見て、「軍勢が見えます」と言った。ヨラムは、「騎兵を一人選んで迎えに行かせ、道中無事だったか、尋ねさせよ」と命じた。騎兵は迎えに行って、「王が、道中御無事でしたかと尋ねておられます」と伝えた。しかしイエフは、「道中無事であったかどうか、お前と何のかかわりがあるのか。私の後ろにまわれ」と言った。一方、見張りは、「使いの者は彼らのところに行ったまま帰って来ません」と知らせた。ヨラムは騎兵をもう一人遣わした。彼も彼らのところに行って、「王が、道中御無事でしたかと尋ねておられます」と伝えた。しかし、イエフは、「道中無事であったかどうか、お前と何のかかわりがあるのか。私の後ろにまわれ」と言った。見張りはまた、「彼らのところに行ったまま帰って来ません。あの戦車の走らせ方はニムシの子イエフの走らせ方と似ています。狂ったように走らせているからです」と報告した。ヨラムは、「馬をつなげ」と命じた。戦車に馬がつながれると、イスラエルの王ヨラムとユダの王アハズヤは、それぞれ自分の戦車に乗って出て行った。彼らはイエフを迎えようとして出て行き、イズレエル人ナボトの所有地で彼に出会った。ヨラムはイエフを見ると、「イエフ、道中無事だったか」と尋ねたが、イエフは答えた。「貴方の母イゼベルの姦淫とまじないが盛んに行われているのに、何が無事か。」ヨラムは手綱を返して逃げ出し、アハズヤに、「アハズヤよ、裏切りだ」と叫んだ。イエフは手に弓を取り、ヨラムの腕と腕の間を射た。矢は心臓を射貫き、彼は戦車の中に崩れ落ちた。イエフは侍従ビドカルに言った。「彼をイズレエル人ナボトの所有地の畑に運んで投げ捨てよ。私がお前と共に馬に乗って彼の父アハブに従って行ったとき、主がこの託宣を授けられたことを思い起こせ。「私は昨日ナボトの血とその子らの血を確かに見た」と主は言われた。また、「私はこの所有地で貴方に報復する」と主は言われた。今、主の言葉どおり、彼をその所有地に運んで投げ捨てよ。」ユダの王アハズヤはこれを見て、ベト・ガンの道を通って逃げた。イエフはその後を追い、「彼も撃ってしまえ」と命じた。アハズヤは、イブレアムの近くのグルの坂を行く戦車の中で傷を負い、メギドまで逃げて、そこで死んだ。彼の家臣たちはその遺体を車に乗せてエルサレムに運び、ダビデの町の彼の墓に先祖と共に葬った。アハブの子ヨラムの治世第十一年に、アハズヤはユダの王となった。イエフがイズレエルに来たとき、イゼベル(Jezebel)はそれを聞いて、目に化粧をし、髪を結い、窓から見下ろしていた。イエフが城門を入って来ると、「主人殺しのジムリ、御無事でいらっしゃいますか」と言った。彼は窓を見上げ、「私の味方になる者は誰だ、誰だ」と言うと、二、三人の宦官が見下ろしたので、「その女を突き落とせ」と言った。彼らがイゼベルを突き落としたので、その血は壁や馬に飛び散り、馬が彼女を踏みつけた。彼は家に入って食事をしてから言った。「あの呪われた女の面倒を見てやれ。彼女も王女だったのだから、葬ってやれ。」だが、人々が葬ろうとして行くと、頭蓋骨と両足、両手首しかなかった。彼らが帰って、そのことを知らせると、イエフは言った。「これは主の言葉のとおりだ。主はその僕ティシュベ人エリヤによってこう言われた」と。「イゼベルの肉は、イズレエルの所有地で犬に食われ、イゼベルの遺体はイズレエルの所有地で畑の面にまかれた肥やしのようになり、これがイゼベルだとはだれも言えなくなる。」これはナボトという男のぶどう畑を望んだイゼベルが、不当にそれを奪ってナボトを死に追いやったことの報いであり、エリヤの予言したとおりの結末であったと聖書は書いています。
 イゼベルは紀元前9世紀のイスラエル王国の王アハブの妻。夫を軽んじて自分の意志を押し通す悪妻または恐妻タイプの女性だと云われます。とくにイスラエルの宗教に関して王国に悪影響を与えた人物として、旧約聖書では魔女扱いして最悪の評価が与えられています。彼女はフェニキア王エトバアルの娘で、結婚後も出身地の神バアルを崇拝していたが、個人的に崇拝するだけでは我慢がならず、夫を唆して、彼女の母国の信仰を国中に浸透さすためにアハブ王を急き立てて、バアル神の神殿を造成させます。恐らくは、偉大な預言者エリヤさえ脅かしたフェニキア宗教の魔術的行為が、アハブ王を恐れさせ、彼は彼女のいうなりに首都サマリアにまでバアル神の神殿を造ります。王宮にもバアルの祭司や預言者が住み、その数は450人にも上りました。
ヤーウェ神に仕える偉大な預言者エリヤがイゼベルを激しく非難し、彼女の預言者たちと対決して打ち負かすと、彼女はエリヤを殺そうとさえし、エリヤを逃亡させます。後に、野心家の軍司令官のイエフがアハブの息子のヨラム王を倒して王位を奪ったとき、彼女は死を覚悟していましたが、相変わらず強気で少しも取り乱す事はなかった。彼女は宮殿の窓からイエフを見下ろし「主人殺し」と呼びかけ嘲ります。その直後、イエフに味方する者に彼女は窓から突き落とされて死んだのです。

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最終更新日  2012年10月15日 06時19分21秒
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