Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2012年12月05日
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カテゴリ: 夢有無有
「旧約聖書」創世記第14章三・サレムの王メルキゼデク
 14:17アブラムがケダラオメルとその連合の王たちを撃ち破って帰った時、ソドムの王はシャベの谷、すなわち王の谷に出て彼を迎えた。14:18その時、サレムの王メルキゼデクはパンとぶどう酒とを持ってきた。彼はいと高き神の祭司である。14:19彼はアブラムを祝福して言った、「願わくは天地の主なるいと高き神が、アブラムを祝福されるように。14:20願わくはあなたの敵をあなたの手に渡されたいと高き神があがめられるように」。アブラムは彼にすべての物の十分の一を贈った。14:21時にソドムの王はアブラムに言った、「わたしには人をください。財産はあなたが取りなさい」。14:22アブラムはソドムの王に言った、「天地の主なるいと高き神、主に手をあげて、わたしは誓います。14:23わたしは糸一本でも、くつひも一本でも、あなたのものは何にも受けません。アブラムを富ませたのはわたしだと、あなたが言わないように。14:24ただし若者たちがすでに食べた物は別です。そしてわたしと共に行った人々アネルとエシコルとマムレとにはその分を取らせなさい」
 サレムの王メルキゼデクは驚くべきストーリーの伏線として、旧約聖書と新約聖書に現れてきます。彼はいと高き神の祭司とされ、何の前触れもなく唐突に現れ、忽然と消えています。当時は都市国家という政治形態が一般的で、町の長が即ち王でした。サレム(現在のエルサレム)はカナン人の都市だった筈なので、メルキゼデクはノアの子供のハムの子孫に当たります。とにかくメルキゼデクは全てが謎で、推測することが困難なのですが、新約聖書のヘブル書にはこう書かれています。「ヘブル7:1~3」このメルキゼデクは、サレムの王で、すぐれて高い神の祭司でしたが、アブラハムが王たちを打ち破って帰るのを出迎えて祝福しました。またアブラハムは彼に、すべての戦利品の十分の一を分けました。まず彼は、その名を訳すと義の王であり、次に、サレムの王、すなわち平和の王です。父もなく、母もなく、系図もなく、その生涯の初めもなく、いのちの終わりもなく、神の子に似た者とされ、いつまでも祭司としてとどまっているのです。
 カナン人のメルキゼデクがいと高き神の祭司だったと言うのも不思議ですが、彼は主イエスの職務に絶対的不可欠の人物なのです。主イエスはキリストと呼ばれますが、それはヘブル語のメシヤをギリシャ語に置き換えたものです。そしてメシヤとは「油注がれたもの」と言う意味で、神の特別な職務のために聖別され(聖いものとして選び分けられること)頭から香油を注がれた人のことです。香油はオリーブ油にいくつかの香料を加えたもので、その調合方法がレビ記に書かれています。恐らく日本のような湿気のあるところなら香水で間に合ったのでしょうが、中東のような乾燥地帯ではすぐに乾いてしまうので油を使ったのでしょう。このメシヤには王、祭司、預言者がなりました。それぞれ就任するときに頭から香油をかけられて聖別されたのです。
 イエスは、その働きから預言者と見なされていました。ところが祭司になることは出来ません。イエスはユダ族でレビ族ではないからです。この時に現れ出たのが、主イエスの祭司職の資格はレビ族のものではなく、メルキゼデクと云うものでした。それは本来ならレビ族の大祭司が行うのですが、キリストの祭司職はレビの曽祖父に当たるアブラハムを祝福してアブラハムから十分の一の捧げ物を受け取ったメルキゼデクの祭司職を受け継いだものだと云うことです。律法に違反しない一貫した厳格さ、厳密さです。

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最終更新日  2012年12月05日 07時41分05秒
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