Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2012年12月06日
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カテゴリ: 夢有無有
「旧約聖書」創世記第15章前半・主の幻
 15:1これらの事の後、主の言葉が幻のうちにアブラムに臨んだ「アブラムよ恐れてはならない、わたしはあなたの盾である。あなたの受ける報いは、はなはだ大きいであろう」。15:2アブラムは言った「主なる神よ、わたしには子がなく、わたしの家を継ぐ者はダマスコのエリエゼルであるのに、あなたはわたしに何をくださろうとするのですか」15:3アブラムはまた言った「あなたはわたしに子を賜わらないので、わたしの家に生れたしもべが、あとつぎとなるでしょう」15:4この時、主の言葉が彼に臨んだ「この者はあなたのあとつぎとなるべきではありません。あなたの身から出る者があとつぎとなるべきです」15:5そして主は彼を外に連れ出して言われた「天を仰いで、星を数えることができるなら、数えてみなさい」。また彼に言われた、「あなたの子孫はあのようになるでしょう」15:6アブラムは主を信じた。主はこれを彼の義と認められた。15:7また主は彼に言われた「わたしはこの地をあなたに与えて、これを継がせようと、あなたをカルデヤのウルから導き出した主です」15:8彼は言った「主なる神よ、わたしがこれを継ぐのをどうして知ることができますか」15:9主は彼に言われた「三歳の雌牛と、三歳の雌やぎと、三歳の雄羊と、山ばとと、家ばとのひなとをわたしの所に連れてきなさい」。15:10彼はこれらをみな連れてきて、二つに裂き、裂いたものを互に向かい合わせて置いた。ただし、鳥は裂かなかった。5:11荒い鳥が死体の上に降りるとき、アブラムはこれを追い払った。
 15:1これらの事の後、主の言葉が「幻のうちにアブラムに臨んだ」とありますが、私は、これを読むと、一人暮らしで、普段から宗教を小馬鹿にしていた友人を思い出します。若かりし時の彼は、ストレスで追い込まれ塞ぎ込んで床に就いていたときに、何故か突然、突拍子もなく「毘沙門天」の声がし、言葉を交わすことも出来たが、其の諭しには抗えないものがあり、姿さえ観相出来たそうです。宗教に木で鼻をこくるような態度の彼が、人生観が一変したそうです。事程左様に「幻」とは云え、神仏の顕現には力があるようですから、ヤハウェからの恵みを信頼するアブラムなら、尚更の事と想われます。
 また14章のロト奪還の戦争ののち、ヤハウェはアブラムに[恐れるな、わたしはあなたの盾である。あなたの受ける報いは非常に大きいであろうと語り掛けます。あなたの受ける報いは非常に大きいとは、ソドムの王ベラからの報いを拒否したアブラムに対する、ヤハウェからの恵みの約束です。神ヤハウェが「恐れるな」と声をかけてやらなければならないとは、アブラムは子供がないことを恐れていたのでしょう。だからといってアブラムはヤハウェに見切りをつけることはしません。とはいえ夫婦ともに高齢。それでアブラムは、家来のエリエゼルに、ヤハウェとの契約もろとも相続させようと考えていたのです。しかしヤハウェは、人間の知恵で解決をはかる必要はないことを示します。アブラムの血をひく者が跡継ぎとなると宣言し、夜空の星ほどに子孫を増やすと約束します。75歳をとっくにすぎた老人に「これからあなたに子を与える。それが一大民族となる」と常識的には考えられない約束を、アブラムは信じました。そして「主はそれを彼の義と認められた」信仰義認をされたのです。約束の確かさを求めるアブラムに、神は儀式を指示します。いくつかの動物を二つに裂き、その間を歩いて「もしこの契約に違反したら、この動物のように裂き殺されてもよい」と誓うこの儀式は、契約の際に当時よく用いられるものでした。つまりアブラムにも納得できる、人間の契約方法によって、神はアブラムに誓うのです。ところが、15:10彼はこれらをみな連れてきて、二つに裂き、裂いたものを互に向かい合わせて置いた。ただし、鳥は裂かなかった。5:11荒い鳥が死体の上に降りるとき、アブラムはこれを追い払ったとされる文節ですが、聖書では、アダムとイブの堕落後、人間は原罪を背負い、罪人になりました。それ故、神様の祝福を得るには、燔祭などの犠牲が必要とされたのです。ところが、アブラハムは山鳩、家鳩を裂かなかった。だから、荒い鳥(悪霊を意味している)が降りてきて、アブラムの民は流浪の民となり苦労の道をいくのに関与すると著者は言いたいのかも知れません。
 15:5そして主は彼を外に連れ出して言われた、「天を仰いで、星を数えることができるなら、数えてみなさい」を現代都市に居住する住民なら、数えることも不可とは考えないでしょうが、荒れ野の暗闇の、それも文明が自然の破壊現象を起こしてない乾燥した砂漠に雲ひとつあるわけもない澄み渡った夜空です。想像すら出来ない星が瞬いていたに違いありません。まさに「満天の星」状態だったのが伺えます。

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最終更新日  2012年12月06日 10時51分13秒
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