Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2012年12月18日
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カテゴリ: 夢有無有
「旧約聖書」創世記第19章前半・ソドムとゴモラの滅亡
 19:1その二人の御使いは夕暮にソドムに着いた。そのときロトはソドムの門にすわっていた。ロトは彼らを見て、立って迎え、地に伏して、19:2言った、「わが主よ、どうぞしもべの家に立寄って足を洗い、お泊まりください。そして朝早く起きてお立ちください」。彼らは言った、「いや、われわれは広場で夜を過ごします」。19:3しかしロトがしいて勧めたので、彼らはついに彼の所に寄り、家にはいった。ロトは彼らのためにふるまいを設け、種入れぬパンを焼いて食べさせた。19:4ところが彼らの寝ないうちに、ソドムの町の人々は、若い者も老人も、民がみな四方からきて、その家を囲み、19:5ロトに叫んで言った、「今夜おまえの所にきた人々はどこにいるか。それをここに出しなさい。われわれは彼らを知るであろう」。19:6ロトは入口におる彼らの所に出て行き、うしろの戸を閉じて、19:7言った、「兄弟たちよ、どうか悪い事はしないでください。19:8わたしにまだ男を知らない娘がふたりあります。わたしはこれをあなたがたに、さし出しますから、好きなようにしてください。ただ、わたしの屋根の下にはいったこの人たちには、何もしないでください」。19:9彼らは言った、「退け」。また言った、「この男は渡ってきたよそ者であるのに、いつも、さばきびとになろうとする。それで、われわれは彼らに加えるよりも、おまえに多くの害を加えよう」。彼らはロトの身に激しく迫り、進み寄って戸を破ろうとした。19:10その時、かのふたりは手を伸べてロトを家の内に引き入れ、戸を閉じた。19:11そして家の入口におる人々を、老若の別なく打って目をくらましたので、彼らは入口を捜すのに疲れた。19:12ふたりはロトに言った、「ほかにあなたの身内の者がここにおりますか。あなたのむこ、むすこ、娘およびこの町におるあなたの身内の者を、皆ここから連れ出しなさい。19:13われわれがこの所を滅ぼそうとしているからです。人々の叫びが主の前に大きくなり、主はこの所を滅ぼすために、われわれをつかわされたのです」。19:14そこでロトは出て行って、その娘たちをめとるむこたちに告げて言った、「立ってこの所から出なさい。主がこの町を滅ぼされます」。しかしそれはむこたちには戯むれごとに思えた。
19:15夜が明けて、み使たちはロトを促して言った「立って、ここにいるあなたの妻とふたりの娘とを連れ出しなさい。そうしなければ、あなたもこの町の不義のために滅ぼされるでしょう」。19:16彼はためらっていたが、主は彼にあわれみを施されたので、かのふたりは彼の手と、その妻の手と、ふたりの娘の手を取って連れ出し、町の外に置いた。19:17彼らを外に連れ出した時そのひとりは言った、「のがれて、自分の命を救いなさい。うしろをふりかえって見てはならない。低地にはどこにも立ち止まってはならない。山にのがれなさい。そうしなければ、あなたは滅びます」。19:18ロトは彼らに言った、「わが主よ、どうか、そうさせないでください。19:19しもべはすでにあなたの前に恵みを得ました。あなたはわたしの命を救って、大いなるいつくしみを施されました。しかしわたしは山まではのがれる事ができません。災が身に追い迫ってわたしは死ぬでしょう。19:20あの町をごらんなさい。逃げていくのに近く、また小さい町です。どうかわたしをそこにのがれさせてください。それは小さいではありませんか。そうすればわたしの命は助かるでしょう」。19:21み使は彼に言った、「わたしはこの事でもあなたの願いをいれて、あなたの言うその町は滅ぼしません。19:22急いでそこへのがれなさい。あなたがそこに着くまでは、わたしは何事もすることができません」。これによって、その町の名はゾアルと呼ばれた。19:23ロトがゾアルに着いた時、日は地の上にのぼった。19:24主は硫黄と火とを主の所すなわち天からソドムとゴモラの上に降らせて、19:25これらの町と、すべての低地と、その町々のすべての住民と、その地にはえている物を、ことごとく滅ぼされた。19:26しかしロトの妻はうしろを顧みたので塩の柱になった。19:27アブラハムは朝早く起き、さきに主の前に立った所に行って、19:28ソドムとゴモラの方、および低地の全面をながめると、その地の煙が、かまどの煙のように立ちのぼっていた。19:29こうして神が低地の町々をこぼたれた時、すなわちロトの住んでいた町々を滅ぼされた時、神はアブラハムを覚えて、その滅びの中からロトを救い出された。
 このソドムの記録を、同性愛者を差別する根拠とする説には、誤謬があると思えます。確かにソドムの男たちはロトの客となった二人の男を差し出せと迫りましたが、同性愛者だから、それを根拠に滅ぼされたのではないということ、非難されるのは男女間と同様の交わりであって、例えばサムエル記ではダビデと王子ヨナタンの愛については、むしろ賞賛されるべき愛として書かれています。愛は神から来るもので、そこに同性愛とか異性愛とかの区別はありません。聖書が罪としているのは、結婚外の肉欲的な交わりです。これは異性間か同性間かの区別なく、姦淫の罪になります。ソドムが裁かれたのは、同性愛のためではなく欲望優先の考え方、そのために本来は旅人を保護する義務がありながら危害を加えようとしたこと、思慮分別を期待される老人まで含めて町ぐるみで加担したこと等のためです。
 また、ソドムを滅亡させた「火」については、地質学的に火山噴火の可能性は無さそうです。地震の際に雷が発生することがありますが、地域的に低地にあり、硫黄、アスファルト、地震で噴出した石油などが豊富で、落雷で引火した可能性も考えられます。
仮にそうだったとしても、その自然現象は偶然に起こったのではなく、神のさばきとして引き起こされたと云うのでしょう。現在の史学では、ソドムは死海の浅瀬側の南方に沈んでいると考えられています。ロトの妻はうしろを顧みたので塩の柱になったとされるのも、塩分濃度が高いことで知られる死海は塩が結晶化し、柱のようになること自体は珍しくありませんでしたから、殊更、仰天する事でもなかろうと想えます。現地を訪ねても「どれがロトの妻の塩柱」と尋ねても、人其々に、違う答えが返ってきます。
「どれでも好きなやつを選べ」と。

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最終更新日  2012年12月18日 05時59分34秒
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