Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2012年12月24日
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カテゴリ: 夢有無有
「旧約聖書」創世記第21章前半・卆寿での出産
 21:1主は、さきに言われたようにサラを顧み、告げられたようにサラに行われた。21:2サラはみごもり、神がアブラハムに告げられた時になって、年老いたアブラハムに男の子を産んだ。21:3アブラハムは生れた子、サラが産んだ男の子の名をイサクと名づけた。21:4アブラハムは神が命じられたように八日目にその子イサクに割礼を施した。21:5アブラハムはその子イサクが生れた時百歳であった。21:6そしてサラは言った、「神はわたしを笑わせてくださった。聞く者は皆わたしのことで笑うでしょう」。21:7また言った、「サラが子に乳を飲ませるだろうと、だれがアブラハムに言い得たであろう。それなのに、わたしは彼が年とってから、子を産んだ」。21:8さて、おさなごは育って乳離れした。イサクが乳離れした日にアブラハムは盛んなふるまいを設けた。21:9サラはエジプトの女ハガルのアブラハムに産んだ子が、自分の子イサクと遊ぶのを見て、21:10アブラハムに言った、「このはしためとその子を追い出してください。このはしための子はわたしの子イサクと共に、世継となるべき者ではありません」。21:11この事で、アブラハムはその子のために非常に心配した。21:12神はアブラハムに言われた、「あのわらべのため、またあなたのはしためのために心配することはない。サラがあなたに言うことはすべて聞きいれなさい。イサクに生れる者が、あなたの子孫と唱えられるからです。21:13しかし、はしための子もあなたの子ですから、これをも、一つの国民とします」。21:14そこでアブラハムは明くる朝はやく起きて、パンと水の皮袋とを取り、ハガルに与えて、肩に負わせ、その子を連れて去らせた。ハガルは去ってベエルシバの荒野にさまよった。21:15やがて皮袋の水が尽きたので、彼女はその子を木の下におき、21:16「わたしはこの子の死ぬのを見るに忍びない」と言って、矢の届くほど離れて行き、子供の方に向いてすわった。彼女が子供の方に向いてすわったとき、子供は声をあげて泣いた。21:17神はわらべの声を聞かれ、神の使は天からハガルを呼んで言った、「ハガルよ、どうしたのか。恐れてはいけない。神はあそこにいるわらべの声を聞かれた。21:18立って行き、わらべを取り上げてあなたの手に抱きなさい。わたしは彼を大いなる国民とするであろう」。21:19神がハガルの目を開かれたので、彼女は水の井戸のあるのを見た。彼女は行って皮袋に水を満たし、わらべに飲ませた。21:20神はわらべと共にいまし、わらべは成長した。彼は荒野に住んで弓を射る者となった。21:21彼はパランの荒野に住んだ。母は彼のためにエジプトの国から妻を迎えた。
 アブラハム百歳、妻サラが九十歳にして、主は約束通りに、この老夫婦に子を与えます。日本では明治時代に八十一歳で出産という記録もあるそうですが、それを上回る卆寿での出産です。それも閉経後の受胎と出産です。神は命を生み出す意思と精神の権威を持っていると云わざるを得ません。世界には他にもにもアブラハムに張り合うような人がいます。17世紀のことですが、ウイスキーの「オールド・パー」に名前を残すトーマス・パー翁は、1483年生れで80歳で初めて結婚して一男一女をもうけ、123歳で再婚してさらに一女をもうけたそうです。主がアブラハムに「あなたを大いなる国民にする」と最初に言ったのは、アブラハムが75歳の時です。それから25年。待てば待つほど老いて、望みが薄くなっていく一方でしたが、主がアブラハムに語った通りを「約束されていた時期」に、すべてを実現させたのです。アブラハムは、主が命じたとおりに、子にイサク(「イサク」の意味は「笑い」である)と名付け、主の命令通りに生後八日目に主との契約の証しである割礼を施しました。老女に子を生ませると主に言われたとき、サラは不信仰のために苦笑しましたが、その笑いは、母となった喜びの笑いへ、そして族長の正妻でありながら不妊であった長年の屈辱から解放された喜びの笑いへと変えられたのです。ところが喜ぶのも束の間です。正妻サラがイサクを生む前に、女奴隷ハガルが主人サラの代わりにアブラハムに長男イシュマエルを生んでいるのです。これは今でいう代理母のようなものでしょうが、イサクが生まれるまではイシュマエルが、主の約束の子として大事に育てられていたのでしょう。かくして、サラとハガルの戦いが再燃、サラの抗議が始まります。サラは、イシュマエルが「イサクをからかっているのを見て」、イシュマエルとハガルを追い出すようにとアブラハムに訴えたのです。しかし「イサクをからかっているのを見た」の部分は直訳するとただ「わらっているのを見た」となります。サラの性情からみて、「今のうちに跡目をはっきりしておかないと、もしものときには、幼児のイサクより、快活に笑うイシュマエルが次の族長になりはしないか」とサラが心配、それよりもサラには、イシュマエルがいること自体がおもしろくないという過剰反応があったように思えます。アブラハムは、サラの勝手にふりまわされて悩みます。イシュマエルも可愛い我が子だし、主が「イサクが跡継ぎ」と約束しているから、サラが心配することはないのにと思ったでしょう。そこで主が解決を示します。神はアブラハムに、サラの言うとおりに追い出しても、アブラハムの子であるイシュマエルを栄えさせると告げたのです。これによりアブラハムは、神を信頼して、愛する我が子イシュマエルとハガルを砂漠に送り出したのでした。やがて水が尽き、ハガルは絶望的になりますが、神の使は天からハガルを呼んで井戸を与えて救い、その後もイシュマエルとともにいたと記録されます。ところでイシュマエルは本家から断絶されたわけではありません。後に、アブラハムが死んだときはイサクとともに埋葬にあたったり、イサクの長男エサウがイシュマエルの一族から妻を迎えたりと、母たちの不仲のわりには息子たちは仲は良好だったようです。現在は、イサクの子孫であるイスラエルと、イシュマエルの子孫といわれるアラブが両立していて、互いに主の約束の地を主張しています。

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最終更新日  2012年12月24日 07時04分58秒
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