Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2012年12月28日
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カテゴリ: 夢有無有
「オリエントの神々」序章10・シュメール神の影
 中東・オリエント地方の文明の始まりは、現在のイラク地方のチグリス・ユーフラテスという二つの大河の流域に紀元前3000年以前に「四大文明」の一つであるメソポタミア文明が栄えます。その始まりは謎のシュメール人によるものでしたが、やがて、ノアの子、セム、ハム、ヤペテの子孫であるアラブ系のセム族の台頭なかで、そこに吸収されていきます。こうして中東の神々が現れてくるわけですが、その中東・オリエントの「神」もこのメソポタミアのシュメールの神が最初となります。やがて後代になってヘブライびとが唯一神である神「ヤハゥエ」を生み出し、そこから「イエスの神」が生まれ、さらにそこからイスラムの「アッラー」が生じてくることになります。一見違って見えるこの三つの宗教の神は実は「同じ神」なのですが、それがどうして違って見えることになったのか、その「唯一神」本来の性格はを考える上でシュメールの神話は重要な鍵となります。
 さて、この紀元前3000年以上にさかのぼるこのメソポタミア文明の民族は「シュメール人」と呼ばれていますが、その民族の出自は現在も不明でよく分かっていません。このシュメール人が、やがてこのメソポタミア地方に南西から進入してきたアラブ起源のセム族に征服されていきます。このオリエントに展開したセム族がアラブ起源だということは「アラブのイスラーム」を見るときの大事なポイントになるでしょう。この進出してきたセム族の名前は「アッカド」と呼ばれますが、このアッカド人は先行の高度なシュメール文明に感化されてその「神」もシュメールの神を引き継いで名称が変化しただけと云えます。さらにこのアッカドは後に「バビロニア」と「アッシリア」と王朝が変わって展開していきますが、その「神」もシュメール以来の神を引き継いでいます。この二つの部族が、やがて全オリエントを征服するような強大な支配部族となっていき、中東・オリエントを席巻していきます。それ故、中東・オリエントの基本的な神とは「シュメール起源の神に融合したセム族の神」であると結論付けが出来得ましょう。

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最終更新日  2012年12月28日 07時12分20秒
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