Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2013年01月13日
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カテゴリ: 夢有無有
「オリエントの神々」序章17・ギルガメシュ叙事詩・第二の書板(前半)
 エンキドゥは生まれた所を忘れ去った。六日と七晩、エンキドゥは神殿娼婦と肉体関係を持った。それから神殿娼婦はエンキドゥに向かってこう言った。「エンキドゥよ、あなたは賢く、神のような人になりました。なぜ、獣たちと野原をうろつきまわるのですか。さあ、あなたを囲いの町ウルクへお連れしましょう。アヌとイシュタルが住まわれる聖なる神殿へ。エンキドゥよ、お立ちなさい、私はあなたをアヌの住まわれるエアンナへお連れしましょう。そこには武勇に優れたギルガメシュがいます。そしてあなたは、あなた自身のように彼を愛おしむでしょう。起き上がり、地面から、羊飼いの寝床から立ちなさい。」彼女がこう言うと、彼女の言葉は説得力があった。彼女は一つの上着を彼に着せ、もう一つの上着を自分で着た。彼女は彼の手を取り、羊を囲う場所にいる羊飼いの食卓に向かって、母親のように彼を連れて行った。羊飼いたちは彼の周りに集った。彼らは言った。「彼こそは姿においてギルガメシュに等しい男だ。背が高く、胸壁のように堂々としている。おそらくは山で生まれた男だろう。その力はアヌの結び目のように強い。」羊飼いたちはエンキドゥの前にパンやビールを置いたが、彼はそれまで野獣の乳を飲んでいたので、それをただ眺めるだけで、飲食の仕方を知らなかった。神殿娼婦はエンキドゥに言った。「パンを食べなさい、エンキドゥよ。それが人生の決まりなのです。ビールを飲みなさい、それが国の習わしなのです。」エンキドゥは飽きるまでパンを食べた。杯に七杯もビールを飲んだ。彼は酔ってゴキゲンになった。彼の顔はほてった。彼は毛髪に油を塗りつけ、人間らしくなった。上着を着て花婿のようになった。彼はライオンを狩る為に武器を取った。彼は狼を捕らえ、ライオンを討ち取ったので、羊飼いたちは夜、休めるようになった。エンキドゥは彼らの見張りだった。エンキドゥは囲いの町ウルクへ向かう途中で、一人の男に会った。彼は神殿娼婦に言った。「その人に事情を聞いてください。」神殿娼婦はその人を呼んだ。「男の方、急いでどこへ行かれるのですか。どうしてそんなに大変な思いをして歩いているのですか。」男はエンキドゥに言った。「私は結婚の宴会に招かれているのです。人間の定めである花嫁選びの為に、宴会場で盛大なご馳走を祝いの食卓に載せなければなりません。広場のある町ウルクの王、ギルガメシュは新郎よりも先に新婦と寝るのです。それは神々が決めたことで、彼のへその緒が切られた時から決まっていたことです。」男の言葉を聞いて、エンキドゥは青ざめた。神殿娼婦はエンキドゥの後ろを歩いていた。彼はウルクの町に入った。ウルクの人々が大勢彼の周りに集まってきた。広場のあるウルクの通りで立ち止まると、人々は集まって、彼について語り合った。「彼は姿においてギルガメシュに等しい男だ。背が高く、胸壁のように堂々としている。おそらくは山で生まれた男だろう。彼は草を食べ、野獣の乳を飲んでいたのだ。」ギルガメシュは夜になると、若い女と夜を過ごす為にやって来た。彼が近づいてくると、エンキドゥはその前に立ちはだかった。二人は家の門でつかみ合った。彼らは通りでも、国の広場でも、格闘し続けた。敷居が震え、壁が揺れた。ギルガメシュは座り込んだ。彼の怒りは治まり、エンキドゥに背を向けた。そこでエンキドゥは彼に向かって言った。「あなたの母はあなたを一人息子として生みました。囲いの町ウルクの気高き雌牛ニンスンが、あなたを人々の上に高められたのです。人々の上に立つ王権を、エンリルがあなたに授けたのです。」ギルガメシュとエンキドゥは接吻をして、友情を結んだ。二人は神殿娼婦にそのことを報告した。
 ウルクへ向かう途中、彼らは一人の男に出会う。何やら急いでいるようだった。ウルクで花嫁選びが行われるので、舅の家に手伝いとして向かうところとのこと。彼はエンキドゥに、ギルガメシュが新婚の花嫁に対する初夜権を行使していると告げる。これを聞いたエンキドゥは青ざめ、憤慨した。エンキドゥは女に連れられてウルクの城門のところに来ます、大勢の人たちが城門前の広場へと集まってきていました。彼らは口々にエンキドゥの雄々しい姿を誉め、ギルガメシュと競う者がやってきたと喜んだ。エンキドゥは、男の舅の家に通ずる通りに立ちはだかり、ギルガメシュを待ち構えた。夜になり、ギルガメシュがやってきた。エンキドゥは彼に対して歩みを進め、二人はついに「国の広場」で出会った。エンキドゥはギルガメシュが進めないように門を足でふさいだ。ギルガメシュは、夢により対抗者が来ることは知っていたが、まさかこのお楽しみの夜に来るとは思っていなかった。甘い一夜を邪魔されたギルガメシュは怒ってエンキドゥにつかみかかった。エンキドゥは反撃した。二人の激しい闘いにより、建物の敷居が震え、壁が揺れて裂け、戸は壊れて落ちた。二人は長い間闘ったが、ついに決着はつかなかった。怒りをおさめ、くびすを返そうとしたギルガメシュに、エンキドゥは彼をたたえる言葉を贈った。二人は抱き合い、接吻し、友情を結んだ。二人は互いに語り合い、共に飲食し、行動した。二人は神殿娼婦シャムハトのもとを訪れ、感謝を捧げました。此の闘いを通して二人は無二の親友となります。ギルガメシュはそれからは行いを改め、聖王となったもようです。

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最終更新日  2013年01月13日 06時29分59秒
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