Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2013年03月17日
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カテゴリ: 夢有無有
「時間」を紐解く(16)神学系哲学-時間観(二)アウグスティヌスの2
 時間の仮象の向こう側には無時間的に一挙に成立している完全なる全体、時間の流れは存在しない神の永遠と人間の時間とは、全くかけ離れた存在なのでしょうか。我々はふつう、永遠とは非常に長い連続の時間で、何百何千億年と果てしなく続いていくものだと想像してしまう傾向にあります。だがアウグスティヌスは永遠をそういう形では理解していない。永遠とは、果てることのない時間の自覚ではなく、それ自体まったく時間を持たない自覚だからです。「永遠の瞬間」「永遠の今」「永遠の現在」とは、過去も未来も以前も以後も、昨日も明日も誕生さえも死も知らない、時の無い瞬間である。しかし、そこにはただ一つ、「現在」という時間に接点があります。統一意識の中で生きるとは、時のない瞬間の中に自己を投影して直覚するということです。この「現在」という不思議な在り方が神とその被造物である人間を繋ぐ蝶番として働きます。シュレーディンガー(波動関数の創始者。ノーベル物理学賞受賞。)が、「現在こそが、終わりのない唯一のものである」 と言うのは、そのためである。現在の瞬間が外形的には途方もない連続のうちに行進していくとしても、現在そのものは我々が 「時間」 と解釈すべく教えられてきたものによって破壊されることも汚されることもない。この現在の瞬間には、過去もなければ未来もない。時がないのだ。そして時のないものは永遠であると述べています。ここに表現されている「時がない」とは抽象的な単なる無時間を指しているわけではありません。非時間的なありかたをいっているのです。

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最終更新日  2013年03月17日 06時14分49秒
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