Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2013年03月18日
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カテゴリ: 夢有無有
「時間」を紐解く(17)神学系哲学-時間観(三)アウグスティヌスの3
 アウグスティヌスは、その著作「告白」のなかで、もしもどんな部分にも、最も微小な瞬間の部分にさえも別たれることの出来ない時間が考えられ得るなら、その様な時間こそが「現在」と呼称出来るのであろうが、しかし其れは大急ぎで未来から過去に飛び移るのであるから、束の間も伸びている事が出来ない。もし少しでも伸びているのなら、それは過去と未来とに分かたれであろうと述べています。一時間・一分・一秒・京分の一秒であれ時間的な幅を持ち過去と現在と未来からなる。こうして「現在」は瞬間の方へ切り詰められていき、結局持続的な幅を持たないピリオドとしての時間の限界「瞬間」が訪れる。此処に解決したはずのゼノンの時間のパラドックスが、再度、頭を擡げてきます。時間は過去と現在と未来からなる。「現在」は時間的な幅を一切持たないとするので、そこでは時間は経過し得ない。それでは過去はというと、過去はもう過ぎ去った世界で時間は存在し得ない。更に未来はというと、未だ到来しないものに時間が経過のしようがない。未来も過去も時間の経過中であるとするならば、それは未来でも過去でもなく「現在」を未来の現在と過去の現在に投射してるに過ぎない。時間は、過去と現在と未来から成り立っている筈なのに、時間の経過は存在し得ない。時間が経過することも無い「現在」とは、我々の感じる常識とはかけ離れて、神の永遠を指し示しています。未来や過去と対比されない「現在」こそが真に実体を持った「永遠の現在」だというのでしょう。

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最終更新日  2013年03月18日 06時54分41秒
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