Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2013年03月26日
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カテゴリ: 夢有無有
「時間」を紐解く(25)仏教哲学-時間観(二)シッダッタの2
 釈迦は、布教ゆえかヒンドゥー教の輪廻転生を拒否無く引き受けた事から、一応は「円環時間観」なのでしょうが、「反復するもの」「回帰していくもの」「終わりが又、始めに繋がっていく」というヒンドゥー教の「円環時間観」を、釈迦は「終わりは又、始まりに繋がっていく」ことを明確に否定しています。釈迦の説いた輪廻転生はヒンドゥー教のそれとは違い、現在及びその延長である未来と云う同一の時間軸(因果)の上には輪廻転生は起こらないと明確に断言します。そもそも、生まれ変わりと云う輪廻転生は、釈迦の説く世界観の中では起こり得ないし、在り得ません。「自分」と云う認識の主体が、瞬間瞬間に過去となる今の一瞬を記憶の糸で繋ぎ止めて物事を認識しているのです。過去と言っても、何処を探しても過去なるモノはなく、未来と言っても観念のみで、そんなものは未だありません。人間が今の瞬間を決して認識することは容易ではありません。認知せられたものは、もはや、その瞬間ではないからです。人は意識の流れの中でしか物事を認識することはできず、時間の区分である過去・現在・未来なるものも、概念(言葉)のみあって、そのような分かたれた時間が存在しているのではないのです。現在は過去と未来に依存し、未来は現在と過去に依存し、過去は現在と未来に依存して成立する概念です。実に認識の主体「人間精神(我)にとっては今の瞬間しか無く、今の瞬間すら今の瞬間に於いて認識することは釈迦の覚りである「直覚知」を除いて出来ないのです。

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最終更新日  2013年03月26日 06時18分17秒
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