Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2013年03月27日
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カテゴリ: 夢有無有
「時間」を紐解く(26)仏教哲学-時間観(三)ナーガールジュナの1
 龍樹は「已去無有去,未去亦無去,離已去未去,去時亦無去。」観去来品第二章に始まる「中論」の有名な「去る事と来ることとの考察」で、ゼノンの「時間」の経過という流れ「動き」が人間の仮象に過ぎない飛ぶ矢のパラドックスと同様の考察を偈によって説いています。龍樹は「時の動き」「過ぎ行く時」について、先ず第一に、既に過去は「今」には既に存在しないのであるから去らない、次に未だ去らない未来は未だに現出せずに存在しないので去らない。更に、既に去った過去と未だ去らない未来とを離れた今去りつつあるものも、「過去が存在せず」「未来も存在しない」のに何処に去る事が出来得るのか去りようがない、ただ時の流れを離れた寸止めされた「今」のみが「現在」するとしています。既に過ぎ去ってしまった時である過去と、未だ過ぎ去っていない未来の時については過ぎ去る・過ぎ行くという作用(動き)は生じない。動きが、過ぎ去った時や、始まってもいない時に、仮に動きが生じるとすれば、それは過去でも未来でもなく「現在去りつつあるもの」となってしまう。既に及び未だ「無い時」は動きようがなく、時間特有の「動き」「流れ」は生じようがない。しかし、現在こそが移動して過ぎ行く動きの中に在るのではないか。ところが龍樹は現在が去ることも否定してしまいます。

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最終更新日  2013年03月27日 06時10分45秒
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