Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2013年05月07日
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カテゴリ: 夢有無有
「時間」を紐解く(56)精神哲学-時間観(二)ベルクソン
 ベルクソン(Henri-Louis Bergson)のいう「時間」とは、自然世界に外在化して、過去・現在・未来と流れている在るものではなく、亦、過去・現在・未来が区別され、現在が過去を踏まえて、未来へと繋ぐというのは、現在には不似合いで、「現在」は人間の主観的意識のなかにあって、過去を踏まえ現在へと「質的」に変化しながら持続している。ベルクソンにとっては、持続とは記憶であり、現在は過去を自分のなかに保存し、その表象を蓄積する。過去の現在化は飛躍によって行われる。その際、言語は記憶のなかに溶け込んでおり、イメージとなっている。人間が経験する時間というものは言語によってつくり出されるものとみなされている。なぜ時間は言語の効果なのか。言語が過去・現在・未来と、あたかも時間のように進んで行く時制を持つからである。その言語の時制の進展を、具体的な時間の経験として無意識下に受け取ってしまう。それ故、通時的な時間によって保証される自己の同一性が維持されている。ベルクソンの時間の過去は現在と切り離されはしない。過去と現在が切り離されていれば、如何にして新しい現在が生み出されうるのか。過去は現在と断絶するどころか、過去は現在が過ぎて行くところすべてに見い出され、存在する。過去は消えることなく、それ自体保存されるので、現在と共存している過去は全体としての、統合的な過去であり、すべての過去である。そのような過去を背負い込んでいる主体は、現在知覚している状態のある一点「今」で同一性を保っている。この同一性が人間が行動するうえでの必要性で、持続の質的な流れに身を置いて過去の潜在的な記憶を現在化しようとするときに、現在は絶えず更新されて行く。

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最終更新日  2013年05月07日 06時34分47秒
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