Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2013年07月03日
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カテゴリ: 夢有無有
「旧約聖書」創世記 第39章・恋の逆恨み
 39:1さてヨセフは連れられてエジプトに下ったが、パロの役人で侍衛長であったエジプトびとポテパルは、彼をそこに連れ下ったイシマエルびとらの手から買い取った。39:2主がヨセフと共におられたので、彼は幸運な者となり、その主人エジプトびとの家におった。39:3その主人は主が彼とともにおられることと、主が彼の手のすることをすべて栄えさせられるのを見た。39:4そこで、ヨセフは彼の前に恵みを得、そのそば近く仕えた。彼はヨセフに家をつかさどらせ、持ち物をみな彼の手にゆだねた。39:5彼がヨセフに家とすべての持ち物をつかさどらせた時から、主はヨセフのゆえにそのエジプトびとの家を恵まれたので、主の恵みは彼の家と畑とにあるすべての持ち物に及んだ。39:6そこで彼は持ち物をみなヨセフの手にゆだねて、自分が食べる物のほかは、何をも顧みなかった。さてヨセフは姿がよく、顔が美しかった。39:7これらの事の後、主人の妻はヨセフに目をつけて言った、「わたしと寝なさい」。39:8ヨセフは拒んで、主人の妻に言った、「御主人はわたしがいるので家の中の何をも顧みず、その持ち物をみなわたしの手にゆだねられました。39:9この家にはわたしよりも大いなる者はありません。また御主人はあなたを除いては、何をもわたしに禁じられませんでした。あなたが御主人の妻であるからです。どうしてわたしはこの大きな悪をおこなって、神に罪を犯すことができましょう」。39:10彼女は毎日ヨセフに言い寄ったけれども、ヨセフは聞きいれず、彼女と寝なかった。また共にいなかった。39:11ある日ヨセフが務をするために家にはいった時、家の者がひとりもそこにいなかったので、39:12彼女はヨセフの着物を捕えて、「わたしと寝なさい」と言った。ヨセフは着物を彼女の手に残して外にのがれ出た。39:13彼女はヨセフが着物を自分の手に残して外にのがれたのを見て、39:14その家の者どもを呼び、彼らに告げて言った、「主人がわたしたちの所に連れてきたヘブルびとは、わたしたちに戯れます。彼はわたしと寝ようとして、わたしの所にはいったので、わたしは大声で叫びました。39:15彼はわたしが声をあげて叫ぶのを聞くと、着物をわたしの所に残して外にのがれ出ました」。39:16彼女はその着物をかたわらに置いて、主人の帰って来るのを待った。39:17そして彼女は次のように主人に告げた、「あなたがわたしたちに連れてこられたヘブルのしもべはわたしに戯れようとして、わたしの所にはいってきました。39:18わたしが声をあげて叫んだので、彼は着物をわたしの所に残して外にのがれました」。39:19主人はその妻が「あなたのしもべは、わたしにこんな事をした」と告げる言葉を聞いて、激しく怒った。39:20そしてヨセフの主人は彼を捕えて、王の囚人をつなぐ獄屋に投げ入れた。こうしてヨセフは獄屋の中におったが、39:21主はヨセフと共におられて彼にいつくしみを垂れ、獄屋番の恵みをうけさせられた。39:22獄屋番は獄屋におるすべての囚人をヨセフの手にゆだねたので、彼はそこでするすべての事をおこなった。39:23獄屋番は彼の手にゆだねた事はいっさい顧みなかった。主がヨセフと共におられたからである。主は彼のなす事を栄えさせられた。
 ヨセフ(Joseph)を買い取った隊商は、エジプトのファラオの侍従長ポティファルに奴隷として売りましたが、主がヨセフと共におられたので、彼の事は尽くうまく事を運んだと記されています。主はヨセフゆえに、ポティファルの家をも祝福しました。その祝福はすべての財産に及んだのです。ヤコブが伯父ラバンのもとに寄留していたとき、神はヤコブのゆえにラバンの家を祝福し、ラバンのが蓄財したことを思い出します。エジプト人は外国人は食物を汚すと考えていたため、ポティファルは奴隷のヨセフにすべてを委ねて、食べるもの以外のことは総てヨセフに委ねます。ところが、奴隷であること以外は順風満帆に思えたヨセフですが、思わぬ試練が彼を待っています。顔も美しく、容姿も優れていた、所謂眉目秀麗と記録されている程、母ラケルに似ているその彼にポティファルの妻が目をつけ誘惑してきたのです。わたしの床に入りなさいと迫る主人の妻。しかしヨセフは拒んでこう答えました。あなたは御主人の妻ですから。わたしは、どうしてそのように大きな悪を働いて、神に罪を犯すことができましょうと。ヤコブなら主人の信頼に調子づいてあやまちを犯したかもしれません。バレなければいい」という考え方ができないヨセフの性格が出ています。しかし余程御執心とみえ、主人の妻はその後もヨセフに言い寄り続けます。ひたすら彼女を避けつづけたヨセフですが、ある日彼女はヨセフが仕事のために家に入るのを見計らって人払いし、ヨセフの着物をつかんで誘惑します。焦ったのか軽薄にもヨセフはつかまれた着物を彼女の手に残して逃げました。すると主人の妻は、思い通りにならないヨセフに逆ギレ、自分が襲われたといって騒ぎ出します。現在でもよくあるパターン。ヨセフと着物といえば、父ヤコブがヨセフにだけあつらえた長服の晴れ着を思い出します。あの晴れ着は兄たちの怒りを増幅させましたが、今回もヨセフの服が彼を不遇へ向かわせる引き金となります。ポティファルが帰宅すると、妻は、ヨセフが脱ぎ捨てていった着物を証拠として訴えました。全幅の信頼を置いたヨセフに裏切られたと思ったポティファルは怒り、宮廷監獄に放り込んだのです。この監獄は、ファラオに対して罪を犯した者を収監するためのもので、侍従長ポティファルはその責任者、奴隷に妻を寝取られ、しかもそれが信頼して家の采配すべてを任せた相手による裏切りにしては、いささか男の面子からして怒りが軽いような気がします。即座に首を跳ねるぐらいはしてもいいくらいですが、おそらくはポティファルは、妻がヨセフを常々狙っていたのに気付いていて、この時も「神とともにある正しい人ヨセフがそんなことはするまい」ということは解っていた筈です。しかし自分が帰宅する前に、妻が「ヨセフに襲われかけた」と大声で家の者たちに言ってしまっているのです。それで、「妻を狙った奴隷に何もしない腰抜け」とは言われたくないので、やむを得ず処分したのが実情でしょう。ここで旧約聖書は、わざわざポティファルについて、侍従長のエジプト人と強調するのは、紀元前18世紀頃のエジプトでは異民族が勢力を持った王朝に支配された、寄留民に対する抵抗のないヒクソス朝の時代ではないかとom思えます。それ故に、異国民のヨセフに対しても殊更の差別意識は存在しなかったとも考えられ、主の手か、その後のヨセフの運命が動いていきます。

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最終更新日  2013年07月03日 16時00分19秒
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