Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

2015年04月01日
XML
カテゴリ: 夢有無有
「思考と直覚」統合文明イスラム(八十三)
 七乃至八世紀に勃興するイスラム諸地域は2世紀に満たない間に、世界屈指の豊かな文明を誇るまでに成長します。当時の西洋に比して科学技術は甚だ高水準にあり西洋の発明・発見とされる多くのものがイスラム圏が元祖であり、技術的文化にもにも世界的にみても最先端にあり、東アジア大陸とりわけ中国にまで其の文明は影響を及ぼします。学術的にも基底にあったのはギリシァ文化を多面的に吸収した哲学でありみるべきもの多々です。思想論的には欧亜の文化を豊富に吸収した統合文化とも呼ばれる程の多彩な文明を作り上げます。其のなかでも、バクダッドを中心とした思想家のなかに、古代ギリシャの魂や精神を重視した哲学としての霊魂観「二元論」を引き継ぎ、身体を第二義的に扱い、人間が死ぬと身体は崩壊するが魂は「神々」の下に帰る、霊魂こそが人間の生命の元と考えています。この哲学的霊魂観が、霊肉二元の宗教思想と結びついて西洋の思想的な中核が形成されてきたのと同様ではあるのですが、アリストテレスから「二元論」を引き出し更には其れに「唯物論」的要素をもたせ、物質的世界は永遠であると説いたイブン・スィーナー(Ibn Sina)を後世の人々は「第二のアリストテレス」と呼称します。彼は華佗(かだ)に比肩すべき医学者でもあり哲学者なのです。イブン・スィーナーはアリストテレス哲学の唯物的要素を取り入れ更に高め展開しますが、其処には当然のように物質世界の永遠を説きます。しかし「神」の存在非物質的な霊魂を認めスコラ哲学の普遍論争の「類」については、普遍は神の精神においては個物に優り先立ち、自然的な事物にあっては人間の抽象的概念では個物の後に定義されるという一元・二元論の調停的理論を説きますが、日本の落語の蒟蒻問答風で難解かも知れないが単純かもしれないジレンマに陥ります。此処は「思考と直覚」的には物質的な個物全ては神(此処では存在有を神と呼称します。)を起因とし、終末は個物を起因とすると述べるに止め置きます。

ibn-Sina1
にほんブログ村 哲学・思想ブログへ





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2015年04月01日 07時53分48秒
コメント(0) | コメントを書く


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

プロフィール

cap-hiro

cap-hiro

カテゴリ

キーワードサーチ

▼キーワード検索

バックナンバー

2026年05月
2026年04月
2026年03月
2026年02月
2026年01月
2025年12月
2025年11月
2025年10月
2025年09月
2025年08月

© Rakuten Group, Inc.
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: