Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2015年04月16日
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カテゴリ: 夢有無有
「思考と直覚」思想に於ける数学論理(九十七)
 もはやイギリスの16世紀から17世紀にわたっての哲学では人間の経験主義から導き出される思考法が優先され、古典哲学と称される形而上学の問題は軽視される傾向にあって、人間の内精神の深層にある理性や霊魂は無視されることになり、「信教と哲学」は分断され互いに敵視する段階にまで進みます。科学的知識にの進展により思考の基礎には唯物史観がおかれ、17世紀後半ともなると、イギリスでは1642年の内戦による混乱化、1649年のチャールズ1世の処刑に始まりるクロムエルによる政権確立があり、思考にも外感覚的で物質的な世界に重きを置く風潮が高まります。此の時期に現れた哲学者トマス・ホッブズ(Thomas Hobbes, 1588年4月5日誕生 - 1679年12月4日没)は、所謂概念論としての形而学のとは異質の哲学というよりは政治学者でした。そこには、自然の認識は全て物体の運動の因果関係にあり、世界を空間にあって動くものと指摘します。そこには自然理法の根本的な帰属の誤りがあるようにも見えますが、トマス・ホッブズにとっては世界はまさに力学及び幾何学でのみ捉えきれると思考します。彼の見地からは大宇宙そのものも機械論的自然科学で捉えることに偏向し過ぎて、彼の主著「社会契約論」では国家の成立の神性な起原を否定します。此の数学的論法を人間精神の内層と其の成り立ちにまで応用させるのには後世のベネディクトゥス・デ・スピノザの登場を待つことになります。「思考と直覚」が重きを置く「イデア」を問題にした哲学者はトマス・ホッブズと同時代のフランスに現れます。

Thomas-Hobbes1
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最終更新日  2015年04月16日 07時03分47秒
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