Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

2015年05月24日
XML
カテゴリ: 夢有無有
「思考と直覚」英国19世紀の思想スペンサー(百三十六)
 偉大な進化論者ダーウィンの思想を受け入れながら、現物的で感覚的ともいえる実証主義の哲学体系を組み上げたのが、ハーバート・スペンサー(Herbert Spencer/1820年-1903年)です。彼は帝国主義を今まさに迎えんとする英国の、歴史的概念として封建社会を打倒し封建的土地所有を廃棄して、資本制生産様式に基づく近代社会、基本的人権と市民的国家の確立により市民的自由を追求したブルジョアジーのある階級や党派の立場を思想的に代弁する人々を意味するイデオローグでした。スペンサーは自然科学の発展に積極的に大きな意義を認めるとともに科学と宗教の打開する和解点を見つけることに努めます。其の手段としてスペンサーは、ダーウィンの自然選択説(自然淘汰)を、こともあろうに、当時の英国の社会風潮に適用させる、最も秀でた人種が将来においても保存されるソーシャル・ダーウィニズムを唱えます。彼スペンサーの考察では、社会的有機体の発展の段階は資本主義を頂点にし、其れ以外の異相の社会の進歩的概念は無意味だと説きます。此のスペンサーの資本主義を頂点にする考え方は、当時に英国に比べて比較的文化・経済面で遅れていた日本や中国、ロシアやポーランド及びラテンアメリカの社会思想に衝撃を与えます。宗教的神秘主義に対して社会的進歩のために戦ういわゆる、進歩主義者と言われる思想家の旗印となり一定の成果をあげています。他面、唯物論者からは唯物主観の発展を妨げたものとして評価は卑小化されます。何れにしろ、スペンサーの思想は日本や中国、ロシアやポーランド及びラテンアメリカに対して資本主義を建設するのに温和な漸次的改革を主張する自由主義的ブルジョアジーのイデオローグになります。彼の宗教的立場は神の存在は知り得ないとする不可知論者で、其の思考及び思想は唯物論者からみれば温和な漸次的改革によって資本主義を擁護してるとしか顧みられず、批判的に見られていましたが、自由主義的資本主義社会のイデオロギーとしては認知されています。然し乍ら、適者生存(survival of the fittest)の造語者であるように人間生まれながらの霊魂を無視して血統を重んじたことはアドルフ・ヒトラーの出現さえ予感させてくれます。

Herbert Spencer1
にほんブログ村 哲学・思想ブログへ





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2015年05月24日 06時50分38秒
コメント(0) | コメントを書く


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

プロフィール

cap-hiro

cap-hiro

カテゴリ

キーワードサーチ

▼キーワード検索

バックナンバー

2026年05月
2026年04月
2026年03月
2026年02月
2026年01月
2025年12月
2025年11月
2025年10月
2025年09月
2025年08月

© Rakuten Group, Inc.
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: