Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2015年07月04日
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カテゴリ: 夢有無有
「思考と直覚」人間存在を思考/ソクラテス-6(百七十六)
 時代を経て伝聞・記録から釈尊像を再構成し描写する龍樹の例以上に、ソクラテスをプラトンが描写する場合は場合は人物像に自己の思想を反映させているにしても龍樹とは次元が違います。そもそも、ソクラテスの弟子にして、アリストテレスの師に当たるプラトンは、若き頃から現実の師ソクラテスに相い対し、ソクラテスお得意の弁証法的問答と、「無知の知」や正義・徳・善を理知的かつ執拗に追求していく愛知者としての主知主義的な姿勢を学び、国家公共に携わる政治家を目指しています。ところが、紀元前399年プラトンが28歳の頃に、アテナイの詩人メレトスの讒訴により、ソクラテスが「神々に対する不敬と、青年たちに害毒を与えた罪」を理由に裁判にかけられ、投票によって死刑に決せられ、毒杯を仰いで刑死したことが、彼を哲学の追求と政治との統合への重要な契機となります。「ソクラテスの弁明」や「国家」等の著作は師の偉大さを顕したのに加えて、ソクラテスの真実の行動と其の思考を著述し、初期のプラトンは、師ソクラテスが、正義・徳・善などの「単一の相」を目指して悪戦苦闘を続ける様を描いていたが、中期以降の対話篇では、その目指されるべきものが、「善のイデア」であるという自己の思考を反映させた方向性で固まり、ソクラテスそのものも輝きます。若き頃のプラトンは四歳の子供でも十分に被写体の記録は残せるのに加えて、其の人間の生活行動をウェブカメラで記録し、プロの写真家が自身納得できるように被写体の奥底が一瞬立ち上がる瞬間を写し、画家が肖像画を描く時に対する人物の内精神まで暴き出そうとする段階、更には、ダ・ヴィンチ旅路の途中にも生涯身から離すことの無かった人類の遺産、謎の微笑みを持つ「モナリザ」の如く自己そのものを「師ソクラテス」に投影し、自分を現時の自分に導き上げたソクラテス深奥の精神を描こうともしているとも言えます。其の解釈は師ソクラテスにプラトン自身を上描きしているとも考えられ、一層、プラトンの著作を通してのソクラテス自身の実相が浮かび上がらせるることになっていることは間違いではないでしょう。其のこと故にソクラテスの思想を理解するにもプラトンが最も適しています。

Plato1
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最終更新日  2015年07月04日 06時48分48秒
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