Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2015年08月26日
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カテゴリ: 夢有無有
「思考と直覚」人間の霊魂を思考/アリストテレス-7(二百十一)
 アテナイ西方の師のプラトンの学院アカデメイアと並立する形でアリストテレスは自己が創立したリュケイオンで教育指導すること12年、その間も休まず研究に没頭しています。此の時期が或る意味、最も彼が恵まれ輝いていたとも言えます。但し、マケドニアの総督のアンティパトロスの物質的な援助をもとに学院経営をしていた彼はアテナイ市民からは、親マケドニアと看做されるのは致し方ありません。紀元前323年にマケドニアの英傑、其れまでの世界史上に空前の支配領域を誇った愛弟子アレクサンドロスの夭折が東方からアテナイに伝わると、アテナイでは反マケドニアの気運が高まり、アリストテレスは師プラトンの著作「ソクラテスの弁明」での罪状「国家の神々に対する不敬の罪」で告訴がされようと知ります。アテナイ市民でありアテナイを故国とし愛するソクラテスとは違い、スタゲイロス生まれのアリストテレスはアテナイ市民の反感も一際強く、捕らえられると刑死することは免れえません。アテナイに左程の執着を持たない彼は、エウボイアのカルキスに逃亡することになりますが胃の患いで62歳で亡くなります。尚、彼が創立したリュケイオンは彼の学友でもあり高弟とも目される古代ギリシアのレスボス島生まれの哲学者(Theophrastus/紀元前371年)がテオフラストゥスが其のあとを守ります。テオフラストゥスの語り口は流麗であり、其の持つ批評眼が透徹さ、心優しい人柄は、アテナイ市民だけでなく、マケドニアのピリッポス2世やカッサンドロス王、エジプトのプトレマイオス1世らの尊敬を集め、植物研究における先駆的な功績から「植物学の祖」と呼ばれる人物ですが、哲学的には世俗的に映ります。更には人間は「人生に立つ」頃には死に場所を選択したがる傾向です。若者は死地を選びませんが、一角の程のもを建てる人物であれば、自己の魂が安らぎを得られる場所を選びます。ソクラテスの死が高潔でアリストテレスの其れが卑劣だというものではありません。

Theophrastos1
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最終更新日  2015年08月26日 07時31分47秒
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