Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2015年12月10日
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カテゴリ: 夢有無有
「思考と直覚」人間の霊魂を思考/ルネ・デカルト-21(三百六)
 ルネ・デカルトの根本思想、否、教義とも云える、コギトエルゴスム(我思う故に我あり)で有名な「懐疑論」ですが、其の骨子は、先ず世界に現存する一切の万物、神的存在を除いているところから無神論者と問われるのは致し方無いところですが、存在がはっきりと明確なものであり、且つ、論理的に導き出されたものでないかぎり、一切を認識しない態度をとります。彼が懐疑に重要性を置くのは、懐疑を過去のものを批判して、未来へと向かう現実の真の本質を発見するための手段だと思考するからです。その目的とするところは懐疑を門口にして、自然と人生の科学体系を構築し、人間を「自然界の主人で所有者」としてこそ理性がすべての事物の認識に到達すると説きます。此の思考法は「我」に固執することから始めて物事の真相を把握するものであり、きわめて西洋的です。インド大陸に始まる仏法哲学の「我」を離れたところに真相を求めたのとは対照的であり何れが真相を極める方法として適するのかの優劣判断には興味津々たるものがあります。ルネ・デカルトの科学体系では過去から現在そして未来に向かうのを時間特性として捉えるのも止むを得ず、人間の時間感覚を懐疑しなかったのは残念です。然しながら、此の思考方法は「すべてを疑う、此れが私のモットーだ。」とするマルクスの流れへと継承されます。ルネ・デカルトの懐疑は、中世の封建的支配を脱却させ近代への解放をはたすのには一定の方向性を与えたことには間違いない成果を果たしています。
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最終更新日  2015年12月10日 07時00分05秒
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