Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2016年01月25日
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カテゴリ: 夢有無有
「思考と直覚」人間の霊魂を思考/ドゥニ・ディドロ-9(三百四十三)
 ディドロは、人間の脳髄を例えて、生きている「臘(ロウ)、つなぎあわせるという意味あいで粘体の塊を意味しているのでしょうが、此れが外感覚的刺激から感性的に働くとします。そして「実験」こそが、事物が我々の外感覚的環境を離れた時でも其の事物の存在の証となるといいます。此処でディドロが用法として用いる「実験」なる語彙ですが、ディドロによれば人間の認識過程では感覚から思考へ、更には、思考から感覚への移行が行われている。其の思考から感覚への移行に「実験」という語を用いています。更なる上に思考から感覚への移行段階を科学的方法論を取り入れて、観察・反省・実験に分別し、観察は事実を寄せ集めることをいい、反省が其れ等の統合を成し、実験は結果の真偽を検証すると仔細に述べています。所謂、凡そ我々が体験した学校の理科室の実験が、物事の変化の検証なのに対し、ディドロは「実験」とは人間の脳髄に客観的真実の存在を知らしめ、人間の認識の限界を自覚させるものであり、実験が多々詳細になるほど世界の理を主観に求めた「観念」の誤謬から離れるとします。以上のことからディドロの「実験」とは人間の観念の誤謬性を捉え、実際事実的体験からの認識こそが「理法」の真理を得る手段となる訳です。「体験」出来得ないもの、或いは「経験」でき得ないものを観想する観念論を暗に批判しますが、おそらく此の論には、宗教或いは神秘学は体験が前提に成されており「実験」は意味を成しません。
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最終更新日  2016年01月25日 06時20分39秒
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