Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2016年02月13日
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カテゴリ: 夢有無有
「思考と直覚」人間の霊魂を思考/イマヌエル・カント-10(三百六十二)
 カントは当時の教会権威や其の延長にあった神的科学の枠組みからは離脱した自然科学の発達に応じた哲学の確立を目指します。カントは人間に経験可能な外感覚的で物質的な現象の世界と、人間が経験不可能な物自体の実体の世界を峻別し、感覚によって経験されたもののみが知りうるとしたヒュームの認識論を受けて、カントは経験を生み出す物自体は前提されなければならないが、其の物自体(実体)は経験することが出来ないと説きます。カントの物自体は個性、延長、形状、運動、静止、数も、人間の知覚の技であって実体を捉えているものではないとします。実体とは物を「モノ」あらしめる基底である実相で、人間の外感覚的で物質的な思考では捉えきれない「有る」存在であり、通常の人間には捉え成すべき事非ずの世界だとします。但し、此の不可視の「ブラックボックス」を、インド大陸の哲学の雄、大乗仏教の祖「龍樹」が空理論で実相を究明し、人間の不可視の「ブラックボックス」を解き明かしているかもあい知れません。詰まり、物自体(実体)は非物質的な霊魂であってもよいし、時間と空間をもたないような存在であってもよいことになります。カントは物自体というものに必要とされている能力は、我々人間の経験を成り立たせる其れのみで充分であり神を持ち出さなくても解読は可能だとしたのです。然し乍ら、カントが実体、即ち、外感覚的で物質的な現象の背後存在を無視しているわけでもない事は、彼の文献から見て読み取れます。カントは人間生活を全うするのには実体の存在の有無は問う必要がないことを主張しています。人間には神存在の必要性の有無を問うのではなく倫理を全うすることの重要性を問うのです。
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最終更新日  2016年02月13日 07時55分44秒
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