Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2016年02月15日
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カテゴリ: 夢有無有
「思考と直覚」人間の霊魂を思考/イマヌエル・カント-12(三百六十四)
 カントは時間と空間を実体として認識するのか人間存在特有の感覚と認識しているのかについて経験の背後にあって経験を成立させるために必要な条件として、実体としての「物自体」を仮定しました。感覚によって経験されたもののみが知りうるとしたヒュームの認識論を受けて、カントは経験を生み出す物自体は前提されなければならないが、その物自体は経験することができないと思考します。二元論で物自体を仮定したジョン・ロックの物質概念を想起させますが、カントの物自体とはロックの物質概念と全く異なっており、ロックが物質に属するとした一次性質としての個性や延長と形状、運動と静止及び数も、その実相はカントに言わせれば本相からは二次性質であり、我々の知覚の性質だとカントは考えます。此のことはベルクソンが論じた純粋持続を想起させます。此の思考は物自体を不可視の、その内部構造は問題にせずに,それに対する入力と出力の関係だけが考察の対象とされるような過程とするものであり、極論すれば、物自体は非物質的な霊魂であってもよいし、時間と空間をもたないような存在であってもよいことになる。物自体というものに必要とされている能力は、ただわれわれの経験を成り立たせるということのみなのであると説きます。カントは外感覚的で物質的には経験しようのないものを否定するのではなく、其の実相を仄めかすに留まります。
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最終更新日  2016年02月15日 13時30分32秒
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