Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2016年02月27日
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カテゴリ: 夢有無有
「思考と直覚」人間の霊魂を思考/イマヌエル・カント-23(三百七十五)
 カントの基底思考の基底に流れる定立命題に対する反定立命題の二律背反は、先ず前もっては、通常、説かれるところでは此の一對の命題は、其れ其れに正統性があることを主張しており、仮に何方にも正統性があるとすれば、同時に有限でありながらかつ無限、或いは、存在且つ不存在となり論理的に不条理です。それ故、この対立は一見して矛盾対当のような印象を与えます。矛盾対当とは、片方が真であればもう片方は偽であるような対立関係でしょう。但し、カントは其の定立命題に対する反定立命題の二律背反にも反対対当というものがあり、両方が真であることはできないが、両方が偽であることは可能な対立を第一のアンチノミー「時間と空間に関する宇宙の限界」で、定立命題の立場からすれば、反定立命題が主張するように世界に端緒がないとしたならば、現在の世界が生まれるまでには無限の時間が経過していることになる。即ち、世界において物が継起する状態の無限の系列がすでに過ぎ去ったことになる。時系列が無限であるということは、継起するものの総合によっては決して完結することがないということ。それ故、世界の系列が無限に過ぎ去っているということは不可能であるとします。世界に端緒があることは、世界が現実に存在することの必然的な条件だということと「世界の内部では、多数の事物の系列が始まることができるが、世界そのものは端緒を持たない」とするのを「反対対当」、即ち両論共に偽の命題なのだと解き
二律背反を解消します。二律背反の対立関係には、また、両方とも真でありうるものがある。カントはそれを小反対対当と言い、アンチノミー(二律背反)に掲げる四つの命題に共通するのは理性の誤謬だとします。カントにあっては、アンチノミー論は理性の否定的な活動を示す論拠となります。カントの限界は人間の理性を生物学上の人間本来の持つ特性として捉え其の素因を現実経験主義的なものに囚われ過ぎた傾向にあります。
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最終更新日  2016年02月27日 06時40分01秒
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