Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

2016年03月05日
XML
カテゴリ: 夢有無有
「思考と直覚」人間の霊魂を思考/イマヌエル・カント-30(三百八十二)
 カントは認識に先立つ「経験」は「認識」の起源および所与として経験を不可欠とは考察するも、知識の必然性の根拠を主観の先天的形成に求めて、両者の不可分な結合である現象界を認識理論の領域と考え、理性論、経験論の総合を試み、知識の必然性の根拠を主観の先天的形成、先天的悟性概念を持ち込みます。人間には本来的に先天的悟性概念「12の範疇」が備わり此れを用いてこそ、必然的で普遍的な判断を下すことにより、人間は初めて思考論理のみならず科学的にも真実の認識到達が可能となる。この事の実動こそがカントは感性と悟性の統合と語ります。其の先天的悟性概念「12の範疇」の範疇なる語ですが、和文での通常の意味合いでは、「書経」の洪範の「天乃ち禹に洪範九疇を錫う」から引用されたものであり、同様近似の集合体、日常語としては部門の意として用いられ英語に云うカテゴリーと捉えられています。哲学用語としては、通常・根本的概念・最高類概念、なかでもギリシア語の「 述語する(kategorein )」 に由来する語源は裁判上訴訟を意味していて、特殊な事件を一般的法律に照らして判決を下すことでしたが、時を経て一つの概念をより普遍的概念の下に包摂することを意味するようになり、更には他を包摂するのみで、けっして自己は他によって包摂されない最普遍的概念を示す語となります。但し其の語彙の性格、内容は、哲学史上多岐に亘り一義的に定めることは出来ません。プラトンにあっては、有とか同とかいくつかの概念をあげたのを、アリストテレスが詳しく範疇論を展開、アリストテレスによると、範疇を最初に示したのはピタゴラス派の徒(やから)で、有限と無限、奇と偶、一と多、右と左、男と女、静と動、直と曲、明と暗、善と悪、正方形と長方形、の十対(つい)を掲げていたのを示しています。其れに加えてアリストテレスが詳しく範疇論を展開しています。即ち彼の著「オルガノン」のなかで、実体の概念と、分量・性質・関係・場所・時間・位置・状態・能動・受動、の九つの最普遍的術語概念をあげ、これらが、あらゆる存在者がその下に包摂される最高の類(たぐい/kategorein)であると規定します。後世にはストア学派がこれを四つに縮小しますが、近代以前における範疇概念は、基本的にはアリストテレスのそれに基づいてます。此れを全くあり、新しい観点からとらえ直したのはカントであり、彼は経験的世界について本有「ほんゆう或いは(ほんう)」観念によらずに普遍的認識が成立すると確信し、経験的世界についての普遍的認識を基礎づけるために、主観が対象を構成するという、いわゆる認識論的主観主義の立場をとります。思惟(しい)および直観の先天的形式を主観としての推論の前提として、とりあえずは肯定されたいまだ証明されていない命題として構成します。所謂、「直感」が空間と時間を先天的に形式を伴い、悟性の先天的形式がすなわち範疇だということです。アリストテレスも含めて哲学の範疇概念が、いずれも存在論的な意味を強く有していたのに対し、カントのそれは、完全に論理学的・先験的な概念となります。然し乍ら、カントの思考経過にも異論が多く、フィヒテからヘーゲルに至るドイツ観念論者たちは、範疇をふたたび形而上学的な存在形式の概念に戻しています。「範疇」なる語は絶対存在の許容する人間精神の限界事項かも知れません。
pc=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2foh-platter%2f612791%3fscid%3daf_link_txt&m=http%3a%2f%2fm.rakuten.co.jp%2foh-platter%2fi%2f10001693%2f" target="_blank">cap-hiroのプロフィール
Organ1

哲学・思想 ブログランキングへ





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2016年03月05日 06時49分52秒
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

プロフィール

cap-hiro

cap-hiro

カテゴリ

キーワードサーチ

▼キーワード検索

バックナンバー

2026年05月
2026年04月
2026年03月
2026年02月
2026年01月
2025年12月
2025年11月
2025年10月
2025年09月
2025年08月

© Rakuten Group, Inc.
X
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: