Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2016年03月12日
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カテゴリ: 夢有無有
「思考と直覚」人間の霊魂を思考/イマヌエル・カント-30(三百八十九)
 デカルトやイギリス経験論での主観として、人間の意識内容、観念の意に限定されたものに理性の先天的概念という価値観を持ち込んだカントが、「無制約的存在」であるものに魂・世界・神について先天的概念という価値観を持ち込んだことは、人間の外部に存在する「物物自体」を不可視としたことに対応しています。カントが不可視とするものは「存在自体」を問えないということです。自己以外の制約を一切受けずに存在する者。多くの観念論哲学・神学などにおいて、「神」は無制約者とされる表現に「魂・世界・神」を持ち込んだカントは「純粋理性批判」の弁証論で、「神はレアールな述語ではない」といって批判し、最終的に中世以来続いた「神の存在証明」を論駁し、最終的に終止符を打ちます。此のことは「神」が完全である、全能である、無制約であり無限定であるというのは神の定義から導き出せる述語に過ぎない。カントによれば不可視の「物自体」を何ものかが「存在する」ことを匂わせはしますが、不可視なものを幾ら考察しようが何ものも摑み得ない。カントが無制約者とされる表現に「魂・世界・神」を持ち込んだのは存在は神の定義から導き出せる述語ではないということです。此のことは、カントによれば何ものかが「存在する」といわれるためには、それが時間・空間になければならず、更には人間の内なる先験的(ア・プリオリ)である四つのカテゴリー、すなわち質・量・関係・様相のカテゴリーによって分類されなければならない範疇におさまらなければならないということです。然し乍ら、不可視とした「物自体」に「魂・世界・神」を持ち込んだことにより、人間の霊魂が神の様態の延長とするスピノザの思考の中に取り込まれることに成ります。
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最終更新日  2016年03月12日 06時12分19秒
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