Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2016年11月05日
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カテゴリ: 夢有無有
「思考と直覚」人間の霊魂を思考/唯物論的哲学52(五百九十)
 チェルヌイシェフスキーが辛辣に批判の目を向けるのは、一には観念論を信奉する類(たぐい)の思想、二に宗教的な神秘を懐き、信教による道徳を吹聴する類(たぐい)の思想を掲げる権威筋に対してです。其の批判の要旨は、彼等が自己の中の意識に存しているもののあるなしには関わらず、民衆に良かれと思おうが思わないの意思にも関わらず、一心に民衆の心を捉えんとして活動し、事実、民衆の心を捉えている矛盾に向けられます。チェルヌイシェフスキーが要求するのは、彼等は新しい思考に目覚めるべきであり、新しい世界観を持った人間に変貌することが重要だと言います。自己の著作「何をなすべきか」のなかでそのことを具体化させます。彼が名付ける「新しい人」とは人間そのものを哲学の基底に置き、人間からヘーゲル以来の唯物的主観論の思考法を抜粋して取り入れたものであるにしても、外環境世界から人間を見つめ観相する思考は眼中にありません。其れ故に、人間の人生の基本を労働を説き、労働なしには人生はありえないとします。労働に対するこの思考こそが、事業などというものよりも、人間にとっては根本的なものであり本質だとします。此の本質の本意を理解し行動する人間を旧世界の人間に比して「新しい人」と表現するのです。其の行動は多分にエゴイスティックであり、ジェレミ・ベンサム(Jeremy Bentham/1748年-1832)の唱えた功利主義の匂いが香ります。
cap-hiroのプロフィール
Jeremy-Bentham1

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最終更新日  2016年11月05日 07時33分13秒
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