Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2016年11月25日
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カテゴリ: 夢有無有
「思考と直覚」人間の霊魂を思考/プラグラティズム10(六百九)
 ウィリアム・ジェームズは友人であるC・S・パースへの思想上の決別として、パースの「我々の観念を明晰にする方法」に先立つこと一年、1877年に発表された「信念の固定化」(The Fixation of Belief)という論文は、パースのプラグマティズムの背後にある特別な理由「自己の疑い得ない常識」の認識世界にあっても疑念が生じたとき、その疑念を振り払って再度の疑いを得ない「命題」や「推論」にたどり着き人の信念を固定する方法として、固執の方法、先天的方法、権威の方法を掲げます。其の行き着く先は「科学的方法の優秀さ」です。彼が「信念の固定化」で答えようと試みているのは、パースが「論理学の問い」(the logical question)と呼んでいる問い、すなわち「我々はいかなる方法によって探究を行うべきか」「如何に概念を明確にするか」という方法論において、如何にもプラグマティズムらしさを表現する概念を明確にする方法に格率の適用を持ち出し論じています。此処で云う「格率」とは(所謂「確率」とは別物)カント哲学で、行為の普遍的な道徳法則に対して、主観的にのみ妥当する実践的原則概念を明確化意味し、各々の人間個人が自分で守ろうと決めている「規則」や「基準」のようなものを指します。例えば、朝は早く起きることと決めている人がいれば、その人にとっては、早起きすることが格率になります。カントを例にあげれば、まさしく、時間通りに起き、決まった道を時刻に歩き、決まった行動をする、会う人々がカントで時間が分かるとしたものです。これに対して、万人に妥当するものと認められている道徳律があるとすると、格率よりはもっと客観的なものだということになります。然し乍ら、客観的な道徳律があることを論理的に定義し証明するのは、甚だ、難を伴うことでもあります。一般的には「格率」をもつ個人が多いことは、我々現代においても経験的に承認できます。パースのプラグマティズムは、従来の論理学では精々が他の概念と区別できるものを持つという意味を有するに過ぎなかったを提供しない。真実という概念を「存在と認識の一致」として分けるが如きである。方法論としては一定の正当性はあるが明確な概念を得ることには不充分としています。全き多くの科学者が検証を繰り返し、格率の適用によって明確な概念であるとの科学者集団の合意を得たときの獲得された真理こそが実在なのであるとします。プラグマティズムの形而上学や信教と分別される由縁です。合理的側面は現代にも継続され其の思考方法は是々非々主義を煽る一因にはなりますが、其のことは人間の本来持つ精神の本性とは別件の数ある欲望の産物です。プラグマティズムは人間から神秘性こそ奪いますが、其の真否を明らかに示す方法論としても働きます。此の影響は西田哲学にも大きく顕れています。
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最終更新日  2016年11月25日 07時37分41秒
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