Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2017年02月06日
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カテゴリ: 夢有無有
「思考と直覚」人間の霊魂を思考/時間概念を観想15/エリアーデ1(六百八十一)
 人間精神の心の受け取り方で時間の観相は様相を変化させ単純には定義できない側面を持っています。古代宗教における時間をルーマニア生まれの宗教学者で文学者、小説家でもあるミルチア・エリアーデ(Mircea Eliade/1907年-1986年)が、幻想作家らしく且つ哲学者としても古代宗教に置ける時間観を「永劫回帰」の自説をもって時間論に独自解釈を著します。現実主義者とは相違し幻想的思想家とされるのは、彼の顕す表象の本質が露呈する瞬間を神話的基底を持ってその意義を追求していることから来ます。夢やあらゆる状況に精神的な分析を解釈して展開させてゆくユングの手法をエリアーデは取り入れています。エリアーデは時間の概念について自らの著作「永遠回帰の神話」(1949年の公刊)の中で、時間の概念について研究の成果を述べます。古代宗教に置いては人間或は物が日常的な使用から区別されて,永久に神に仕えるために奉献されることを、礼拝で使用する器具などを聖なるものとして、他の被造物と別のものとすること「聖別」と呼称しますが、古代の原始宗教では、川・泉・岩・木などの自然の事物が神々ないし精霊を宿すものとして聖別されてます。この他にも,タブーや物神のように犯すことが禁じられている儀式によって聖なるものとされるこの、更には神聖または不浄な事物・場所・行為・人・言葉の類もあります。其の「聖別」をエリアーデは{時間」に取り入れています。「時間」の始まりには、何の様な宗教的儀式であれ、参加者と司祭及び従者がそこに存在します。其のこと故に、現実というのはその発する初点、起源に根拠があるのです。このことが、循環の法則に支配されている此の世界にあって、現実と繋がりを持ち続けるために、日・月・年等々の時間の周期がなくなるその時点まで、儀式は執り行われねばならない理由だと説きます。日本に置ける正月行事への神教やアイヌ伝説を見れば「時間」が聖別された現実性を持っていると古代宗教が認識していたことは間違いありません。エリアーデの精神構造の構築は、神聖なるものと神聖を冒すもの(神聖でないもの)、其れに対応した「現実」と「非現実」を基底に構成され「時間は現実」と捉えてます。
cap-hiroのプロフィール
Mircea-Eliade1

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最終更新日  2017年02月06日 06時31分51秒
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