Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2017年06月20日
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カテゴリ: 夢有無有
「思考と直覚」人間の霊魂を思考/スピノザ34
 スピノザの著書「エチカ」は、彼が副題に「幾何学的秩序によって論証された」と形容するように、現代でも避けては通れない数学論理、ユークリッドの「幾何原論」を髣髴とさせる定義・公理・定理・証明の幾何学倫理の一大体系でを組み上げます。スピノザ云うところの、これが証明されるべき事柄であった「Q.E.D」の羅列であり「演繹法」を徹底して哲学の実証に活かそうとした努力は過去には見られません。著書「エチカ」に於いて、限られた全体のもとに限られた世界の道理、限られた公理や定義から、倫理を展開し誰しもが否定出来得ない倫理の確立を目指します。スピノザは主著「エチカ」の前半では誰にも批判され得ない限られた公理である一元的汎神論から始発し、次いで人間の精神と身体の問題を取り上げ、後半は現実主義的ともいえる倫理学を展開しています。スピノザは野放図に世界は存在するのではなく、たとえ世界の悉くの道理の完全体であり、絶対存在としての「完全たる意思・全うされた意識」にしても、不完全要素は皆無だとしても、或る意味、完全体である唯一の「有」は絶対意識を意識することもなく、絶対意思がはたらく以上世界内存在としての「神」として人間が精神上に持つ「自由」とは縁がなく、自己であり自己の創造の世界の絶対限界に服しています。他に求める依存限界ではなく自らが完全体として他の要素の入り込める余地がない完璧な世界が、スピノザの思考する世界の捉え方です。
Euclid2

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最終更新日  2017年06月20日 06時38分59秒
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