Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2017年07月27日
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カテゴリ: 夢有無有
「思考と直覚」人間の霊魂を思考/スピノザ66
 スピノザの思考法の独自性は、自然を超越した存在者をも、一切合切、幾何学的論証によって証明しようとしたところにあります。彼の主著「エチカ」の原題は正式には「幾何学的秩序に従って論証された倫理学(エチカ)」です。「エチカ」は、幾何学体系の一つであり、古代エジプトのギリシア系哲学者であるエウクレイデス(英: Euclid/ユークリッド)の著書「ユークリッド原論に由来するユークリッドの幾何学教本のような体裁をもち、「定義と公理」、其処から導き出される定理、其の証明という順序で書かれています。全259条にものぼる定理のうちの一つ、西田哲学に影響を与えたと思われる「善」の解釈をスピノザは「エチカ(第4部)定理2」で、精神の最高の善は神の認識であり、また精神の最高の徳は神を認識することであるとし、其の証明を「精神が認識しうる最高のものは神、言いかえればそれなしには何ものも在りえずまた考えられない絶対に無限なる実有である。したがって精神の最高の利益すなわち最高の善は神の認識である。次に精神は認識する限りにおいてのみ働きをなし、また精神はもともと、その限りにおいてのみ有徳的に働くと言われうる。したがって精神の本来の徳は認識することである。ところが精神が認識しうる最高のものは神である。ゆえに精神の最高の徳は神を理解することあるいは認識することである。」をラテン語quod erat demonstrandumの略「Q・E・D」「これが証明されるべきことであった」という意味で締め括ります。スピノザが解明しようとしたのは、世界の原理としての神であり、人間霊魂の悩みや苦悩を除く積極的な働きがけといった意味合いは持ちません。但し、精神の最高の善である神の認識に同期するまでに自己の霊魂を高め得た者は人間としては最高の喜びと満足、霊魂の不滅をも実感します。
Euclid1

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最終更新日  2017年07月27日 06時54分19秒
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