Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2017年08月21日
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カテゴリ: 夢有無有
「思考と直覚」人間の霊魂を思考/スピノザ91
 十七世紀にアイザック・ニュートンと微分法の第一発見者の立場を巡って争ったライプニッツですが、ニュートンが1687年に出版した「自然哲学の数学的諸原理」という著書を、神が作成した宇宙の仕組みを理解しその偉業を称えるためといったある種の宗教的な側面を持って執筆しています。但し、此の論証は現代では{ニュートン力学}と呼ばれ、物理学の課程で必ず教えられるものとなっており、後世のカントの批判に晒(さら)されます。ライプニッツが自己の思考や其の結果に一番思い悩んだのは「悪の問題(Problem of evil)」というものです。 全知全能で完全に「善」なる神が、最良のものとして、「無からの創造」でこの世界を創ったのなら、何故に(なぜに)、此の存在世界には痛みや苦しみ等々の人間には悪いことがあるのだろうかという疑問です。此のことから類推されるのはライプニッツの想定する「唯一者」が西洋における一神教的な神、つまり「全知全能で完全に善なる神」であることから来る問題です。其の疑問とは、仮に神が痛みや苦しみがない世界を「創(つく)れなかった」、亦は、やがて痛みや苦しみが生まれると「予想できなかった」、更には、痛みや苦しみのある現在の世界を「修正できない」のであれば、神は全能ではない。亦、世界を創る際に軈(やが)て来るであろう痛みや苦しみが生まれるとを予想出来得なかった、若しくは、痛みや苦しみのある現状を知らないのであれば一神教の云う「神」は「全知」でないことになる。更には、人間に痛みや苦しみがあることを知りつつ、且つ、それを修復でき得るにもかかわらず「放置している」のであれば、神は道徳的に完全に善なる存在ではないと述べ、ライプニッツ抱(いだ)くところの神の存在論的証明に難渋(なんじゅう)します。
good_and_evil1

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最終更新日  2017年08月21日 07時18分13秒
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