Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2017年08月22日
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カテゴリ: 夢有無有
「思考と直覚」人間の霊魂を思考/スピノザ92
 神が痛みや苦しみがない世界を創れなかった、軈(やが)て来るであろう痛みや苦しみが生まれると「予想できなかった」、現にあるところの痛みや苦しみを知らないのであれば「神」は全能だとは言えない。後半の、人間に痛みや苦しみがあることを知りつつ、且つ、それを修復でき得るにも拘らず放置している。此等の要素の一つでも妥当するならば、世界の内外は問わず「全知全能で完全に善なる神」は存在しないことになります。仮に、ライプニッツが神の存在論的証明で定義した神があらゆる側面について最上級の性質を持つという前提は解答なきでは破綻するのが当然です。事実、ライプニッツは此の問題には生涯に於いて難渋しています。ライプニッツ自身の思考が与えた悪の問題への解答は、神が創造した世界の評価の基準は、人間とは似たものであるとは想えず、創造した世界がどの様ものであれ、神の観点からすれば自ら創造したものは最良の世界なのであろうということです。また、「悪い」こととは、神が善いことを決定(けつじょう)したあとで、受動的に付加された程度のものであり、先ず(まず)、悪いことを原理的に望まれたわけではないことは当然です。人間の理性的には道徳的に見て受容可能なものであるといったものとしています。此処で云う「善いこと」の要(かなめ)は人間への自由意志の付与でしょう。悪の問題はユダヤ・キリスト教圏において紀元前から議論されている問題ですが、スピノザはじめ古今東西を問わずの争論であり現在も宗教哲学や神学の領域で議論が続いているのは明々白々の事実です。宗教・物理学・哲学が共に世界に継続していることが其の実例と成ります。
Adam&Eve1

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最終更新日  2017年08月22日 06時08分03秒
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