Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2017年10月28日
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カテゴリ: 夢有無有
「思考と直覚」時間と霊魂5
 神秘主義思想のなかでも、神秘哲学を除けば、あくまでも其れは自己自身の肉体を離れた内精神の奥底を通して体験するものです。自己の最内奥にて沈潜して普段は気付くことのない理性の中の深奥に眠り隠された霊魂の覚醒が呼び起こされた結果です。それ故に、先ず絶対神或いは絶対者が世界にありきとする汎神論、片面一方通行の汎神論とは区別され、神秘主義では「魂」や「霊」が強調されます。人間が理性らしきものから得た「理知」から生まれた「自我」を世界に解放して、通常生活では得られない自己意識を滅却して世界に「我」という枠を突破する手段が、「我執」から世界に殻を破いて自己を開放し、我執を脱却させ、己(おのれ)の精神にの奥底に隠された精神を解き放つ、自分の存在を破る覚醒であり、霊魂の内奥が「自己」という枠を超えて「神の秘奥」であるような内面性を浮上させます。此の覚醒は他者である「絶対世界」ではなく「絶対世界」に溶け込む体験でしょう。即ち、絶対的に他なる者との合一は、最初期においては絶対的受動性とともにあり、自己の殻を破るのではなく、破られる体験であり、自己からは突破できない自我性の最後の壁が彼方から破られる体験なのです。世界の側から「生の無限の泉」が湧き出て浸かり溶け出す体験です。それらの進捗(しんちょく)が、「自己」という枠によって塞がれていたものが、絶対的受動性を経ることによって生の活発な高揚や無限感が与えられ覚醒に至るのです。此の体験は第三者が外面的・表層的に見ると長期間続いているようには見えない筈です。だが、当の本人は時間の支配からは離れた自己理解や世界理解が根本的に入れ替わる経過を経ています。極東で初めて西洋に名を覇さしめた日本の「善の研究」の著書で知られる西田幾太郎も、ハイデッガーやスピノザの影響を受けていたとはいえ、古来仏教哲学の流れを汲む「禅」修行を絶やさなかったことを考慮すると、多少に神秘主義的傾向があった筈です。
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最終更新日  2017年10月28日 07時19分30秒
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