Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2017年11月18日
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カテゴリ: 夢有無有
「思考と直覚」時間と霊魂25
 パルメニデスに教授された古代ギリシアの自然哲学者にして医者であり詩人・政治家でもあり、弁論術の祖ともされるエンペドクレス(Empedocles/紀元前490年頃-紀元前4「原初・根源」)は、物質のアルケーは火、水、土、空気の四つのリゾーマタ(rizomata:根)からなり、それらを結合する「ピリア(愛)」と分離させる「ネイコス(憎)」がある。それにより四つのリゾーマタ(四大元素)は、集合離散をくり返す。この四つのリゾーマタは新たに生まれることはなく、消滅することもない。 このように宇宙は愛の支配と争いの支配とが継起交替する動的反復の場である。亦、全く無い、素因を持たないものから「もの」が生じるて来たることはあり得ようもないし不可能事であるこちは万人が認めよう。亦、在るものが全く滅し去ること、無に帰すというより、其の事実までもが滅することは不可能であること。大乗の祖「龍樹」の「空論」を「ピリア(愛)」によって存在の不生・不滅を論じます此処から疑問符の付く構文「在るものが全く滅び去ることは、実現しがたく耳にし難きこと。何故なら、其れは何処に押しやられようとも、常に其処にあるだろうから。」は時間観念或いは変化・変遷の考慮が欠如しています。人間理性が捉える時間観相では「昨日の今日」「明日の今日」は今現在には無く、時間概念を組み込まなければ、現実世界の持続性が適用されなくなり変化は消滅します。時間経過が止まったように想えるブラックホールないであろうとも変化が見られる以上は時間の影響は免れません。変化のない世界は3Dに描画された永遠に劣化しない画像であり実相とは掛け離れることになります。其の師のパルメニデスにしても世界を思考して「或るものが何処から何(ど)の様にして生じたというのか在らぬものかということも思考することも、私はおまえ、自己思考には許さぬであろう。何故なら、「在らぬ若しくは、非(あ)らぬ」ということは語ることも考えることも出来得ぬ故に。且つ又、抑々(そもそも)が何の必要がそれを駆り立てて以前よりも寧(むし)ろ後に無から生ずるように促したのか。かくして其れは、全く在るか、全く非ず(非実在)の何れかでなければならぬ。」としますが、現代科学の宇宙創生論では、今現在でも「非存在」からの創造は、理論的にも成立しませんが、宇宙内での「無から有(存在)」と「有(存在)から無(非存在ではなく存在無)」の物理科学上の観測から変化をほぼ正当化しています。「もの」は「虚」からは生じないにしても「無」からは生じること、其れから導き出されるのは存在として在るものも無に帰すことはあれども「虚」に帰すことはあり得なく、時間経過に関しても人間精神の捉え方の問題であり、実相がどうしたものであれ、人間精神の時間観相は否定し切れません。時間は人間生活の根本を規定しているようにも観想させます。
Empedocles1

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最終更新日  2017年11月18日 06時27分19秒
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